熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

新宿御苑の八重桜が満開

2013年04月12日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   新宿御苑の桜は、ソメイヨシノなど早い桜は散ってしまって葉桜だが、八重桜は、今が盛りで、最も美しい時期である。
   それに、新しく萌え上がった淡い新緑にマッチして、パステルカラー調の色彩のコントラストが、逆光に映えると実に美しい。
   ゆっくりと、木陰のベンチに腰をかけて、洋風スタイルの紳士が、涼風に吹かれながら英書を紐解き、午後のひと時を憩っていたが、如何にも優雅で、場違いながらも、様になっているのが面白かった。
   私も、気持ちの良い午後のひと時を、近くに住んでいたので、キューガーデンに本を持ち込んで読んでいたことがあるのだが、案外、戸外での読書は、素晴らしい暇つぶしなのである。
   
   

   さて、八重桜と言っても、濃いピンクから白色、咲き始めはピンクだが、少しずつ白くなって開花するとミドリがかって行く桜など、色々あるのだが、知っているのは、ヤエベニシダレやカンザン、フゲンゾウくらいで、他に、イチヨウ、フクロクジュ、ウコン、ギョウイコウ、ケンロクエンキクザクラなども咲いているようだが、名札がないので良く分からず、とにかく、美しいなあ、と言う感じで、見過ごすだけである。
   大体、新宿御苑に来るのは、仕事の合間だとか、多少時間に余裕が出来た時で、この日も、1時間半で、御苑内を歩くのだから忙しなくて、御苑発行の”4月のみどころ”マップを、十分に確認することもなく、花の咲いている方に歩いて行って、カメラのシャッターを切っているのだから、名前が分からなくても仕方がない。
   
   
   
   
   
   
   八重桜のほかに、鮮やかに咲いているのは、ツツジの種類で、玉模様に刈り込まれた色鮮やかなツツジの前で、写真を撮っている人が多い。
   京都の古寺の美しい庭園には、ほんの一株か二株のツツジが植えられていて、そのツツジが色鮮やかに咲いていて、庭園の雰囲気を一変させていることがあるのだが、群生が良いのかどうかは、興味深いところである。
   私のように、ここの花を追って写真を撮っている人間にとっては、刈り込まれた花形にはあまり興味がない。
   
   

   さて、とにかく、新緑が美しい。
   咲き乱れる桜やツツジばかりに、人々は集まっているのだが、あらゆる緑のグラジュエーションを楽しめる今の新緑の季節が一番美しいと思う。
   
   
コメント
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