熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

ムラサキシキブの花

2005年06月26日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   3ミリ位の艶のある紫色の実を、さおの様にすっきり伸びた枝にビッシリつけるムラサキシキブ。
   今、小さな花が咲いていて、咲き終わった花から、緑色の葡萄の様な小さな実に変わってゆく。
   
   京都の古寺の苔むした池畔に、ひっそりと紫の実を輝かせているムラサキシキブは、実に優雅で美しい。
   紫と言えば紫式部、雰囲気は違うが京都をイメージするムラサキシキブと言う名前が詩情をそそる。

   我が家の庭のムラサキシキブは、1メートル少しのところで枝を切り詰めて、そこから枝を伸ばして実を付けさせている。
   門扉の上からすっくと顔を出して、萩の様にしなやかな枝に実を輝かせる。
   晩秋に、メジロが何匹か庭を訪れたかと思うと実がなくなっている。
   
   小さくて目立たないが、やはり、淡い紫色の筒型で先が4列した複雑な花を咲かせている。
   先の黄色い蘂がアクセントとなって面白い。
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