熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

トマト栽培日記・・・(17)トマトの味は皆同じなのか

2009年08月01日 | トマト栽培日記
   今回、色々なトマトを栽培して食べてみると、今まで、トマトはみんな同じようなものだと思っていたのだが、大分、印象が変わった。
   この口絵写真のように、色にも形にも、かなりのバリエーションがあり、それに、食感も味も違う。
   しかし、食べてみれば、やはり、どれもトマトの味をしている。
   
   イタリア人は、沢山、トマトを食べるので病気が少ないと言うことだが、あのゲーテさえ、ブレンナー峠を越えてイタリアに入り、燦々と輝く太陽の美しさと明るさに感激したと言うほど、イタリアは、気候に恵まれており、トマトのみならず野菜や果物などの宝庫だと言われていて、料理が美味い。
   料理ついでに、蛇足。今では、フランス料理の方が有名だが、これは、元々、手掴みで肉をしゃぶっていたフランス王に、メディチ家のお姫様が嫁いだ時に、フォークや料理人を携えてアルプスを渡ったのが始まりで、フランスの食文化のオリジナルは殆どイタリア・オリジン。
   それに、大皿の料理を、温かくした皿に取り分けてサーブするのは、ロシア貴族の風習を真似たからで、フランス料理がソフイスティケイテッドに洗練されてきたのは、極最近のこと。

   さて、私のプランターのトマトだが、カネコ・トマトは、ほぼ、収穫が終了し、上部の花房と、脇芽の成長分、そして、挿し木による新株分の成長・成熟を待つだけである。
   サカタのアイコは、連日随時色づき収穫を続けている。
   他のイタリアン・トマトも、収穫の最盛期に入っている。
   問題となるのは、実の先端が黒ずんで腐って行くトマトが、散発的に出る程度で、特に、他に病虫害の被害はない。
   この頃では、多少葉が黒ずもうが斑点が出ようが、あまり気にせずに、少し木がおかしくなり異常が出れば切り落とす程度で、対処していても問題がなくなった。

   一本、桃太郎トマトだと思うが、地元千葉で生産された接ぎ木苗を植えてあるのだが、少し成長が遅いが、問題なく成長し、大きな実が色づき始めた。
   トマトのようなか細くて弱い野菜の苗でも、接ぎ木できるのかと思ったのだが、モザイクウイルスに強く耐病性があるようである。
   キュウリ、スイカ、メロン、ナス、トマト、ピーマン等の苗でも接ぎ木苗があるようだが、トマトの場合には、上下楔状に切り込んで2本のトマト苗を抱き合わせて接合する方法と、切り取った苗の先端を杭状に切り込んで穂をつくり、先を刎ねて逆杭状に切り込んだ台木に接ぎ木する方法があると言う。
   私の場合には、ものぐさで椿の接ぎ木さえしたことがないので、園芸店で接ぎ木苗を買う他はないが、問題なければ、この方が楽だし、次からは、接ぎ木苗で育てようかと思っている。

   いずれにしろ、トマトにとって一番良いのは、雨が降らずに、晴天で暑い日が続くことで、太陽が一番の恵みのようである。
   いまのところ、様子を見て、いい加減に化成肥料を株元に蒔きながら、こまめに水をやっているのだが、特に取り立ててトラブルもなく、自家消費分のトマトくらいは、このプランター栽培で調達出来ている。
   色々なトマトを勝手気ままに植えてきているので、毎日、色々なトマトを食べている勘定で、味が定まらないのが、問題だと言えば問題だが、別に気になるほどでもないので、満足していると言うところであろうか。
   
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