一瞬のふれあいでつかむ子どもの心

辰巳小1年生の研究授業が9月にありました。
「お手伝いをしてみよう」という生活科の発表でした。やってみたいお手伝いの内容ごとにグループに分かれて、一人一人がやろうとしているお手伝いをみんなでやってみて、話し合うという授業でした。
そんな中で、他の子とちがう内容のお手伝いをしたいと思っていた女の子が、一人で黙々と仕事をしていたので、(一人でどうするかなぁ?)と興味を持ち、授業の間ず~っとその子の近くにいました。その間、ひと言も会話することなく、静かに見守っていました。結局、その子は授業の間、一人で過ごしていました。
授業後、学習カードに書かれたことを見てビックリ。「今度自分のやるお手伝いを教えてあげたい人」の欄に友達の名前を書くことになっていたのに、その子の書いたのは「イノッチ先生」。そして、その日以来、彼女は私に会うたびに、ニッコリ笑顔を送ってくれます。
どんな行動が子どもの心をつかむか予想もできませんが、「好意的に興味を持ってあげる」ということが大事なんだ、それを子どもは敏感に感じ取るんだということを、1年生から教わったエピソードでした。
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