「なんで~~~!」ではなく「~~~はなんで?」

白石豊先生から学んだ言葉かけ手法をひとつ。

私たち未熟者が指導をしていると、どうしても出てしまう言葉があります。それは「なんで」という嫌な言葉です。私自身、言いたくないのにどうしても出てしまう言葉です。この「なんで」も使いようで、言葉の先頭に「なんで」を持ってくるのではなく、最後に「なんで」を持ってくると選手は救われるというのが白石先生の理論です。

「なんで○○しないんだ!」「なんで○○するんだ!」と言うと、選手は追い込まれてしまう。答えようがない。答える余地を許さない。これが枕詞の「なんで!?」です。

「○○したのは、なんで?」と言葉の後ろに持ってくると、選手は自分で答えを考えるようになる。客観的に自分を見ることができるようになる。自然にやる気が育つというわけで、私も納得しています。

こんな些細な違いでも、指導者は自分の感情に振り回されて言葉を発しているか、自分の感情をコントロールしながら効果的に指導しているか差が出るのですから、言葉とは恐ろしいものです。

今日の交流試合は、こんなところにも気をつけながら指導をしていました。
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