生意気ですが・・・・・

辰巳ジャンプ史上初めて、東京第3支部の1位決定戦に出場しました。

辰巳小学校に転勤して、江東区や江戸川区のバレーボールレベルにカルチャーショックを受けて以来、「いつの日かこの支部で上位に食い込むチームを作りたい」とずっと思っていた私なので、その感慨はひとしおでした。

なにせ3支部は東京都チームの全国優勝全5回のうち3回は3支部。他にも毎回の都大会で上位に進出しているチーム数知れずという地域です。我ながら、よくここまで来たもんだと自己評価しています。

さて、今日の試合は都大会、そしてその後に続くペプシカップへの布石の第一歩とすることをねらって指導しました。それには本当にうってつけの試合相手なのでした。試合結果は1勝2敗の支部第3位となりましたが、辰巳に足りないものが何なのかという課題意識が辰巳っ子の心に強く残ったことでしょう。次からの練習態度がどう変わるか非常に楽しみにしています。

レベルの高い試合を経験すると、子ども達の人間性が高められると私は思っています。目標が高くなれば努力の質も変わってくると思います。辰巳っ子の成長を信じて疑いません。


今日の1位チームとの試合だけ振り返っておきます。

私は昨日の練習から予告していましたが、今の辰巳のレシーブ力ではサーブでやられて1点も取れないこともあると思っていました。案の定、1セット目は受けたこともないサーブの威力と、相手エースの小学生離れしたうまい攻撃の前に0-15。かろうじて3点を取り、0点ゲームはまぬがれる。このセットはしょうがない。予想通りでした。子どもたちは、相手エースの素晴らしさに「スーパーサイア人と試合をしなくちゃならないの!?」と言っているくらいなんですから。(さ○ちゃん、失礼 m(__)m ゴメンネ、こんなこと書いて)

しかし、第2セットは辰巳の本領発揮。160cmを4人もそろえるブロックが相手の攻撃をはねかえす。2-0、2-3、5-5、9-11。ライトの攻撃はすべて止めた。あとはエース。ベンチでコーチと「ブロックを3枚跳ばせようか。」と相談をしていると、ビックリ。指示をしていないのに子ども達が3枚跳んだ。タイムの時に聞いてみると、「3枚行った方がいいと思った。」と言う。感心しました。厳しく追い詰められた状況で進化した辰巳っ子。これを楽しみにしていたんです、私は。

3枚跳びだした後の得点経過は5-4で勝っている。一筋の光明を見た1セットでした。正直、ここまでやれるとは思いませんでした。素晴らしい子ども達に、私にしては珍しく、拍手で健闘を称えていました。
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