授業にはゴールを設定しよう!

ベテランの先生方には当たり前のことですから読んでも何も収穫がないと思います。しかし東京都は年間に1000名を超える新人教師が生まれている現状があります。1000名を超えるということは、東京都の小学校が約1300校ですから、1校に1人の新任教師が毎年誕生しているという割合になります。その新任さんたちに向けての記事になります。

1時間1時間の授業に向けて、一生懸命に教材研究をして寝る暇もないくらいに頑張っているのが新任教師です。自分のクラスの子ども達が輝く笑顔を見せてくれることを夢見て、毎日努力を重ねていることと思います。そんな皆さんに少しでも力になれればと思い、私も情報発信をしています。

毎時間の授業に「ゴール」を設定しましょう!!!
別名で「ねらい」というものです。

何となく授業をしていても、子ども達には実力がつきません。
あなたの行う1時間の授業に支払われている税金を若手の皆さんは考えたことがあるでしょうか?(この件については、そのうち記事にします)

授業を効率的に展開するために必要なことの一つに「ゴール」という考え方があると私は思っています。これを意識させる教師が以外に多くありません。私は授業を始める時に、子ども達にこの「ゴール」を意識させます。

「今日の算数は比例の式では『決まった数』というのがあることを理解できたらゴールだよ。」

「この国語の時間は、作文の構想マインドマップを完成させることがゴールだよ。」

「今日の体育はバスケットボールのパスを上達させられたらゴールです。」

このように1時間の「ねらい=ゴール」をしっかり意識させることだけで、授業の効率は格段にアップします。


そして最後に自己評価をさせるのです。
「今日の授業で自分自身の評価をしよう。A、B、Cで手をあげてみてね。」

スタートの時点でゴールを意識させ、ゴール時点で本当にゴールできたのかどうか自己評価させる。こうして主体的に学ぶ児童を育成します。


今日の話題は新任教師の皆さんにはけっこう役立つ内容じゃないかと思って書きました。

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