夏休みスタートはマインドマップ作文講座を開く

辰巳ジャンプ、今年の夏休み練習のスタートは、宿題を7月中には終わらせるように指示した後、夏の宿題の中で、小学生が最も苦手とする読書感想文の書き方をレクチャーしました。

小学生のためのマインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館


このドリル、私が作成に携わりました。しかし現在は絶版になりましたので、ネット価格が非常に高額になっていますから、購入するのが困難です。私自身から直接学ぶ以外に、このワークブックを使える小学生は生まれにくいでしょう。その意味でも、辰巳ジャンプにいる子供たちには、私自身が頑張って作文指導をすれば、かなり有利な内容の作文講義を受けられるチャンスがあります。その入口を教えてみました。

(1)よい読書感想文を書くためには、感想文を書きやすい本を読むこと。一番書きやすいのは、本屋に並んでいる「この夏の推薦図書」から選ぶのがよいでしょう。

(2)感想文を書きやすい本と、書けない本があるので、本選びをしっかりやること(この記事の最後にいくつか本を紹介します)

(3)本を早めに読んでしまうこと。できれば7月中。バレーボールの練習の合間(お昼休み)にも読むくらいでいるとよい。

(4)原稿用紙にいきなり感想文を書こうとすると手が止まってしまい、時間がかかる。まずはじめに、マインドマップで感想文の設計図をかく。

(5)マインドマップはできるだけ大きな紙を使い、自分の脳の中あるもすべてを出し尽くすこと。

(6)マインドマップに出てきたことすべてを書くのではなく、重要なことを選んで書けば、原稿用紙3枚くらい簡単に書ける。

作文指導をした後に、マインドマップを使って思考を広げる体験もしてもらいました。テーマは「食べ物」「学校」のふたつ。考えるための道具を手にした子供たちは、私の予定通り、考えることが楽しくてやめられない状態になりました。1時間も休まず勉強をしていたにもかかわらず、「先生、もっとマインドマップの勉強、やりましょう!!!お願いします!!!」と要望がでるほど。それならば、夏休みに何回か、マインドマップ学習法を計画してみようかなと思いました。保護者の皆さんもご一緒に参加されると仕事に役立つかもしれません。
じつは8月31日に、某私立女子校に講師で呼ばれて、先生方100名をお相手に「マインドマップでアクティブラーニング研修会」をすることにもなっています。その前に、私自身の指導スキルを再生しておきたい気持ちもあります。この夏に辰巳ジャンプの子供たちの学ぶ力を高めた上で、この研修会の講師を務めたいと思っています。

さて、この夏も、夏休みは普段よりたくさん練習をする予定を組みました。お盆休みも関係ないのが辰巳ジャンプの毎年の夏休みです。ですから、頑張って休まずに練習に参加した子供たちに「井上賞」として図書カードをプレゼントしています。このことも子供たちに発表しました。ご家庭の協力があればこその井上賞です。よろしくお願いします。
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