子どもたちの能力をぐいぐい高めるために

今日の練習は、支部内の2チームに来ていただき、練習試合をすることができました。私が仕事のため練習に遅れてしまうので、他チームに練習のお相手をしてもらえることはとても助かります。来ていただいた2チームの皆さま、いつもありがとうございます。

さて、辰巳ジャンプは来年の東京都大会には必ず出場したいと目標を立てています。たぶん子どもたちも、保護者の皆さんも同じだと思います。では、この目標を達成するためにはどうしたらよいのでしょうか?

厳しいことに、辰巳ジャンプの所属する東京第3支部(江東、江戸川、中央)は、都大会出場を目標にすると、都大会には出られません。なぜなら、常に全国大会出場を目指しているチームばかりがそろっている支部だからです。ですから全国大会に出ることを目標とするくらいの意識がないと、都大会すら出られないのです。
このようなレベルになると、試合で、たった1本のミスが命取りとなって、目標を逃がすということが普通に起こります。我が辰巳ジャンプもかつて、チャンスボールをコートに落としてしまった1点で、都大会出場を逃した痛恨の試合を経験しています。また、今回の第3支部大会でも、1セット平均たった1点の差で、得点率で都大会を逃したチームがありました。

現状、練習量が極めて少ない辰巳ジャンプです。甘い考えは捨ててもらわなくてはなりません。今日からは、おままごとのようなバレーボールはやめてもらえるよう、とても厳しく子どもたちを指導しました。覚えておいてほしいことを書き残しておきます。

(1)ものすごく低いレベルで喜ぶことをやめ、自分にもチームの仲間にも厳しく練習しよう。簡単にミスをすることに対して「怒り」を表現しよう。
(2)ミスから逃げることをやめよう。すべてのボールを最後まで追いかけよう。
(3)バレーボールレベルがもっと高くなるまでは「ドンマイ」という言葉は使わないようにしよう。ミスしてしまうことをを強く気にしていこう。
(4)なぐさめ合うようなチームワークをやめよう。高い目標の達成に向けて、切磋琢磨するようなチームワークに変えていこう。

今日の私の指導は、子どもたちをギリギリまで精神的に追い込んで、無理にでも体を動かすようにしていきました。厳しく激しい言葉かけに相手チームと試合をしているというよりは、きっと私と試合をしているような感覚になった子どもたちです。そんな追い込まれた状況の中、7セット、全部で220回のラリーのうち、218本目のラリーでとうとうイメージ通りのプレーが出ました。
(1)相手のスパイクをギリギリのところで走って拾い上げる。
(2)乱れたレシーブをなんとかレフトへトスをもっていく。
(3)つないできたボールを、エースアタッカーが勇気を出して思い切りスパイクする。このボールが相手のコートに突き刺さるように弾む。
久々に目にしました。辰巳ジャンプらしい「一人一人の思いのこもったバレーボールスタイル」です。220回中たった1回。出現率わずか0.4%。それでも「0」ではありません。たった1回、0.4%だけでも、理想とするプレーができたことが嬉しいのです。これが1%になり、2%になり、10%となった時、都大会出場をねらえるレベルになっていくでしょう。


【今日の個人成績】3位まで
(サーブ成功率)チーム80%
1位 5番 95%
2位 1番 84%
3位 8番 83%

(サービスエース率)チーム22%
1位 4番 37%
2位 1番 32%
3位 8番 25%

(サーブ効果率)チーム102%
1位 1番 116%
2位 5番 114%
3位 8番 108%

(スパイク・ブロック決定数)
1位 7番 18本
2位 1番 15本
3位 4番、5番 1本

(スパイク・ブロック成功率)
1位 1番 79%
2位 7番 62%
3位 5番 50%
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