3年2組「海のものと山のもの 道徳と食育の横断授業」

今日の1校時は、3年2組担任の公開授業の記録をマインドマップでとりました。(写真参照)
簡単に解説をすると、中央の女の子の絵(セントラルイメージ)はトットちゃん。
そこから出る太い枝(メインブランチ)の「食べる」のところは、子どもたちが意見を出した、食べ物の好き嫌い。
「トットちゃん」の枝は、教員による資料の範読を聴いた後、トモエ学園の子どもたちがなぜお弁当が好きななのかという問いに対する3年2組の意見。
さらに、校長先生が「お弁当には、海のものと山のものを入れてください。」と言った理由を、各自がワークシートに書く作業と、その後の意見交流。
最後の「まとめ」では、本校の栄養士からの手紙を教員が読んで、その思いを伝えるという場面です。

さて、東京都の教員の研修には、まず若手の1~3年次研修があり、その後は様々な研究団体や東京都の教師道場や各教科の研究員制度で学ぶ者もおります。
今回は中堅教諭研修の一つとして、校内の教員に体制を取ってもらい、公開授業をしました。
内容は、道徳の生命尊重と食育をコラボさせた、担任教員のチャレンジ授業でした。

教科書通りの指導はもちろん大事ですが、さらにその上をいく、教員の得意分野を活かした開発授業にチャレンジすることを、私は最も推奨しています。
今回は、学校経営方針の4ページ(1)の「特別の教科道徳の授業を要とし、日常の生活指導や特別活動ともリンクさせ、道徳教育の充実、道徳的実践力の向上に努める。」と、5ページ(2)の「研究の日常化を合言葉に、効果的な研究・研修の実施と授業改善を行う。」「教員相互の校内授業公開による指導力の向上を図る。」を具現化してくれた授業でもあります。

授業のねらいとしては、「食事に支えられた自らの生命を大切にする態度を育てる。」ことです。
子どもたちの意見を少しだけ紹介します。
「おいしくたべることと、自分の命が大切だと思う。」
「海と山に気を付けて、海だけ、山だけとかにならないように食事をする。」
「すききらいが多かったけど、生き物から命をあずかっているから、大切にかんしゃして食べるようにがんばりたいと思う。」
「食事をいっぱいとって、命を大切にしたいです。今日じゅ業で、おべん当のことをやったので、のこさずおいしく食べたいと思いました。」
「なっとうはきらいだけど、大豆から栄養をもらっているから、たまにお母さんがなっとうを買ってきたら、食べてみようと思います。」

他の子どもたちの意見を読んでも感じますが、今日からきっと、苦手な食べ物にも「海のもの、山のもの」と考えながら、チャレンジしていく態度が養われたはずです。
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