4年1組道徳 研究授業

今日の5校時には、4年1組担任の大田区の教員研修会のための研究授業で道徳を実施しました。
都内は緊急事態宣言下にあるため、急きょ、他校の先生方が参観することができなくなり、指導してくださる講師の先生のみの参観でした。
「たくさんの先生に授業を見ていただき、良い授業ができるように学びたい」と言っていた担任も、とても残念そうにしていました。

さて、今日の授業内容は、「雨のバスていりゅう所で」(かがやけみらい 学校図書)という教材文を使って、規則の尊重について学び合うものでした。
登場人物のよし子が、雨が降っているバス亭に母親と一緒に並んでいて、バスが来たとたんに先頭に並ぶ。それを母親が無言で制止するという内容から、不文律のマナーについて考えていく学習です。
研究授業ということもあり、担任は数多くの教育資料を読んで、何度も指導案を修正し、先輩教員に指導助言を受けながら今日を迎えました。
この今日までの過程が、教員を育てていきます。
私は常々、「研究授業は買ってでもするのだ」と言っています。
その言葉を受けて、4年1組担任は今回の授業を買ってでました。

授業の中で、4年生の子どもたちの成長も実感できました。
何よりも、落ち着いて整然と学習できています。
日頃から、学級内で意見交流をする機会が多いため、自然な形で学び合う姿があります。
友達の発言をよく聞いて受け止める姿勢も身に付いています。

来年度は130周年を6年生と一緒に支えていく高学年(5年生)になる子たちです。
その力をしっかり付けていることを、とても嬉しく思います。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ICT活用学習・プレゼンテーション 4年2組

今日の6校時は、4年2組から授業をぜひ参観してほしいというお声がかかり、お邪魔しました。
授業内容は、総合的な学習の時間で学んできた「障害者理解」の学習のまとめとして、パワーポイントを使った発表をするということでした。
1人につき2ページから4ページ程度のスライドでしたが、4年生の子どもたちにとっては、初めてのプレゼンテーションで、一生懸命に準備をしたことがよく伝わってきました。
今回は、大田区が契約しているベネッセのICTサポーターにも授業に入ってもらい、PC操作はお任せしていました。
それはそうです。発表することだけでも緊張感がある中で、PC操作まではさすがに優秀な4年生でも難しい。子どもたちには、語りに専念してもらったわけです。
なかには原稿を暗記してきた子もいました。
聴いている友達の反応を見ながら話している子もいました。
真面目な態度で、しっとり落ち着いた空気感の中で、発表は進みました。
最後に校長からも感想をひとことという担任のご要望がありましたので、
「発表している人たちは、準備もしっかりやったことがよく分かりますから、もちろん100点満点です。それ以上に、発表を聴いてくれるみんなの態度がとてもよかった。発表者のことを心から受け止めてくれました。」
と伝えました。
また、今回の担任の指導で素晴らしかったことがあります。
児童全員の発表を短い時間で評価し、授業の最後に口頭で、一人一人全員に伝えたことです。
こうすることで、子どもたちは、「褒められる」という喜びよりも一歩高いレベルの、学習の成果を「認められる」という達成感を味わうことができるのです。
人には、大人も子ども同じように、「承認欲求」というものがあります。
ここを満たしてあげることで、人は「次もまた頑張ろう」という気持ちになるものです。
このような指導が日常的に行われている学級は、子どもたちが自信をもち、お互いに高め合っていくようになります。
校長は、そんな授業を見つけては、皆さんに紹介する係ともいえますね。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )