アンダー10大会とはいえ、半分はアンダー8の矢口タートルズ

夏休み前半の山場であるアンダー10大会に出場しました。
最大の収穫は、エースアタッカーとして頑張った4年生が、「優勝を目標にしていたのに、負けてしまって悔しいです。」と涙したことです。このような気持ちがあれば、人間は必ず大きな成長をすることができます。アンダー10大会とはいえ、私たちのチームは6人中3人がアンダー8でした。今日集まったチームの中では、そんなチームは一つもありませんでした。これだけでも大きなハンディです。4年生の子供たちには、ただただ「おつかれさま」と言うしかありません。

【試合結果】
● 矢口 0{18-21、13-21}2 O.H ○
● 矢口 1{21-14、17-21、10-15}2 N.J ○

【サーブ成功率】合格90%
1位 T.A 100%
2位 T.H 92.3%
3位 Y.K 64.3%
あとは低学年

【サーブ得点率】合格60%
1位 T.A 62.5%
2位 T.H  61.5%
3位 Y.K 50%
あとは低学年

【サービスエース率】合格30%
1位 Y.K 50%
2位 T.H 42.3%
3位 T.A 41.7%

【スパイク決定率】合格90%
1位 T.H 70%

成績が示す通り、4年生3人はたしかにがんばったのです。合格ラインにたくさん達していますから。そのがんばりのおかげで、もう少しで勝てるところまでいけたのです。


今日の4年生の試合ぶりを見ていて、行きづまっているAチームに、4年生を入れてもよいかもしれないなと思いました。秋の東京新聞杯予選では、冷たい対応ですが、勝つために実力重視でレギュラーを組むかもしれません。この夏、だれが本気でバレーボールの練習に取り組むかで、それを決めることになります。


これまで教えてきた辰巳ジャンプの子供たちで、都大会まで勝ちぬけたチームでは、私が計画した練習予定を休むことは、ほぼありませんでした。そこまで子供も保護者も、そして私も本気でがんばったから、全国でも一番レベルが高くて厳しいと言われた江東・江戸川予選を勝ち抜いたのです。そのことを書いている記事があります。


「夏休み強化練習打ち上げ、本当に頑張って練習しました!」2011-08-21
7月16日よりスタートした辰巳ジャンプの「夏休み強化月間」を今日の練習でしめくくりました。
約1か月間で合計23回の練習を行いました。しかもほとんどの練習日が、まるまる1日の練習でした。暑い体育館の中で汗びっしょりになって、同じ練習をくり返してきました。子どもたちは本当によく頑張りました。「バレーボールづけ」という言葉がぴったりくるほど練習しました。

なんといっても練習を休まないということが一番です。毎年、夏休み練習の出席数のトップ3に「監督賞」をプレゼントしていて、今年も同様に贈ることにしていました。ところがすごく嬉しい期待外れで、このトップ3の枠をはみ出して4人が全出席、2人が遅刻早退はあるものの全出席という出席率の高さ。とくにレギュラークラスがほとんど休んでいないという状況ですから、確実にチーム力を上げることができました。

5月の全日本大会予選ではレギュラーも固定できていなかった日和見チームでしたが、信じられないくらいに一人一人の力が向上して、秋の大会が楽しみでならない状態になってきました。

今後の課題としては、
(1)サーブをミスしないこと
(2)トスとスパイクを合わせること
(3)ブロック力を上げること
(4)バックからセッターに入れるレシーブを安定させること
(5)判断力を早くし、先手先手で攻められるようにすること
たくさんあるうちの5つだけあげておきました。

練習の最後には「三本じめ」でお互いの頑張りをたたえあいました。聞いてみると、ほとんどの子は「三本じめ」は初めての体験だったようです。無邪気な3年生は、「このチャチャチャっていうの、面白い!!!」と言って盛り上がっていました。

ところで今、有明コロシアムではワールドグランプリが行われています。地元・辰巳ジャンプはたくさんの子どもたちが全日本の応援に行きました。世界レベルのバレーボールを目の前で見て、自分のバレーボールに生かしてほしいと思います。なんとロシアにストレート勝ちした試合を見たのですから、良いイメージ作りができたのではないかと思います。辰巳ジャンプも今日の全日本のように、練習した成果を試合で出すことができれば、「強い辰巳復活」も遠い話ではありません。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )