地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

名古屋鉄散歩05秋 (5) 近鉄オールド特急

2005-11-05 00:08:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 名古屋滞在最終日の朝は午前10時から用務だったため、朝早起きしてさっさとホテルをチェックアウトし、近鉄名古屋線の蟹江と八田にて撮り鉄を楽しみました。
 実は、個人的に北勢線 (現在は三岐) 以外の近鉄線で撮り鉄するのは生まれて初めてです(^^;)。何せ、個人的なこれまでの近鉄との付き合いと言えば、大阪に往復する際に何回か「大垣夜行または名古屋止まりのこだま~名阪特急」という組み合わせをしたことがあるのと、中学の修学旅行で京都~奈良を一般車で (-_-) 1往復、それに青春18きっぷの旅ついでに伊勢神宮に寄り道すべく宇治山田→松阪を片道乗っただけで、これまでとことん近鉄電車との縁が薄かったもので……。
 とはいえ、やはり訪れてみるとなかなか奥が深い世界だということがよく分かりました (^^)。特に、幼少時の憧れ・ビスタカー30000系 (特に、当時関東ではまず乗れなかった2階建てにうらやましさ爆発 ^^;)が、今でもビスタEXとして全く衰えを感じさせない猛スピードで走り去って行く光景にはもうクラクラ (^^)。背景の「カニエ尾張温泉」の看板もイイ味出してます! 



 いっぽうこちらは、一般特急車の代表的車種のひとつではあるものの、1969年登場ゆえに徐々に廃車が始まっている12200系です (撮っている時点ではどれが何系だかよく分からないまま、手当たり次第に古そうな車両を撮っていたのですが、帰宅後、これまで余り手に取ってみなかったRP誌臨時増刊近鉄特集で必死に勉強しました ^^;)。以前、まだアーバンライナーの本数が少ない頃の名阪乙特急で乗ったときは、「何だよこれ、外見といい内装といい、ありふれた素っ気ない雰囲気だなぁ」と思ったものですが、これはこれで1970年前後なりのやり方で観光特急とビジネス特急を両立させるデラックス仕様だったのでしょう。というわけで、「そうか、これはまさに私鉄版183系だったんだ」と思ったのでした。
 個人的には、乙特急で料金を払って乗るなら、これよりも後ろのACEの方が全然有り難いな~と思うのですが (^^;)、撮るならやはりこちらのデザインですね~。もっとも、南大阪線用の類似車・16000系が大井川鉄道で通称「吉野君」としてやってくるのは余り歓迎したくないのですが……(^^;)。