地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

静岡所属の115系・レアネタ2題

2005-11-14 21:49:45 | 国鉄型車両


 先般313系 (?) の集中投入計画が発表されて、これまで湘南色113・115系の牙城だった静岡エリアにも一大変革が起こることが明らかになっておりますが (T_T……しかし日常的な利用者サイドからは、名古屋近辺と比べて何故こんなに古い車両ばかりなのかと非難囂々らしいので、まあ仕方ないですね……)、今ならまだまだ3~8両編成で頻繁運転中であるため、千葉支社のスカ色113系と並んで、乗って撮るならまさに今のうち!と思われます。
 しかし、静岡の115系の中には非常にレアな運用・車両がありまして、名古屋出張鉄と岳南訪問のついでに本当にたまたま遭遇することが出来ましたので、まとめてフィーチャーしてみたいと思います。
 まずは↑こちら、飯田線では非常にレアな115系で運転される544M (全線直通列車) です。飯田線も天竜峡以北は長野色と合わせて上下各数本の115系運用が設定されているようなのですが、天竜峡以南では出入庫を兼ねた1往復があるのみ! しかも下りは確か547M~1505Mで夕方から夜間にかけての運行ですので、天竜峡以南で明るい時間に115系の乗り鉄・撮り鉄をしようとすると、何とこの1本オンリー! しかし、こうした事情は撮影後に改めて先月発売の○イヤ情報の115系特集を精読して初めて知ったことで、小坂井駅でこうして撮った時点では何も下調べしておらず、「うひょ~、またまた一儲け♪」と思うのみでした (^^;
 なお、ここは平坦な複線区間につき、下手をすると東海道線内にしか見えないかも知れませんが、屋根がなく如何にも貧弱な跨線橋から、ここは飯田線だということを汲み取って頂ければと思います (^^;)。空の色は……本当にこんな物凄い色でした。



 いっぽうこちらは、デカ目+非ユニット窓+鋼製ドア……等々全てが懐かしく、こういう姿で未だに走っていること自体がほとんど「走る鉄道文化遺産」と言っても良いかも知れない (?) クハ115-188です。
 岳南鉄道での撮影を終え、次は伊豆箱根駿豆線に向かうべく吉原で電車を待っていたら、やって来たのは115系1000番台が先頭の3両編成。この温暖な気候で1000番台というのはオーバースペックだけど、そういう車両も何故か走っているのが静岡の魅力だよなぁ……と思いつつ最後尾の車両に乗ろうとしたところ、開いたドアの向かい側のドアが銀色ではなく黄緑色!! そして車内も非冷房車として登場したはるか昔の雰囲気をそのまま伝えつつあり……さらに「禁煙」の表示もどう見ても80年代に貼られたものがそのまんま (爆)。そこで、未だにこんな車両も残っていたのか!と思って車内のナンバー表示を見ると「クハ115-188」と書いてあり、まさに○イヤ情報で特集されたデカ目車両であることが分かったのでした……! そういうわけで、三島で下車後速攻で向かい側のホームに移動して発車シーンを後追いし、余りにも偶然の出会いをうまく記録できた喜びに浸ったのでした……(^^)。
 ※さらに数十分待って、熱海から折り返してきたところ (=デカ目ライト点灯) を撮れば良かったのかも知れませんが、そうすると駿豆線に遊ぶ時間もなくなりますし、ケチな運転士がライトを消している可能性もありますので (東海道線ではほとんど見かけませんが)、省略ということで……(^^;