地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東武スペーシア新宿直通1ヶ月

2006-04-18 10:56:00 | 大手民鉄 (東武)


 鉄道趣味界を大いに驚かせた (?) JRと東武の特急相互乗り入れが始まって今日で1ヶ月。特に、週末の午前中の列車を中心にまずまずの利用状況のようで、さらなる宣伝周知とともに発展して行けば、ファンとしても眺め甲斐があるというものです。
 そして最近では、小田急や東急に乗っていますと、左にスペーシア、右に小田急VSEを並べて、ふたつの大観光地が新宿を接点として結ばれたことを強調する中吊り広告が目立っております。箱根湯本から東武日光まで、1回乗り換えるだけの豪華旅……。是非一度やってみたいものですが、小田急沿線住民としては最初にわざわざ箱根湯本まで行かなければならないのが面倒ですね (^^;)。関東以外の住民や、日本の鉄道旅が大好きな台湾人・欧米人観光客の皆様あたりには、パックツアーのコースとしてウケそうな気がします。
 それはさておき、ここ1ヶ月+試運転期間というもの、沿線は多くの撮り鉄の皆様で賑わったようですが、私はふだん「特急撮影したいよ度」(何じゃそりゃ ^^;) が非常に低く、かつ人混みが好きではない人間なもので、雑誌やネットを見ながら「そのうち落ち着いたら特急券を買って乗ってみれば良いや」と思っていました。
 しかし、ちょうど乗り入れ1ヶ月を控えた先日の夕方……何気なく乗っていた山手線が大塚を発車したところ、近くの客 (フツーの大人です) が連れに向かって「あっ、スペーシアだ!」と一言。何と、新宿行スペーシアとの並走状態に! そして池袋発車後、改めて並走が実現! こういう余りにも偶然かつ劇的な初目撃をしてしまいますと、思わず新宿停車中のシーンを撮らずにはいられなくなりました (笑)。いずれ剥がされるであろう記念ステッカーと合わせて、ちょうど良い記念になったかな、と思います。
 それにしても……スペーシアの存在感というのは、東武線内では見慣れているだけにそれほど意識することもありませんが、JR線内で見かけますと、ボリューム感のある車体が振りまく印象は強烈なものがありますね……。山手線の車内でも、「あっ」と叫んだオジサンはもとより、多くの人が食い入るように見つめていました (私もです。笑)。
 ただ、そんな熱い視線が実際の乗車率に結びついているかどうかは微妙なようです。特に、この折り返し・スペーシアきぬがわ7号は、新宿発車時点ではお世辞にもよろしい乗車率ではなかったのは気になりました。栃木・鹿沼あたりの住民にまだ必ずしも十分に浸透していないからかも知れず (あるいは、特急料金が高いから??)、会津へ帰る人が利用するにしても2回乗り換えで夜10時着で今ひとつ使い勝手が良いとは言えず……いろいろ今後に向けて検討する余地は大きいのかも知れません。

 もっとも、この日の新宿駅でスペーシア以上に感動 (?) したのは↓こちら。



 甲州街道跨線橋工事関連で動員されたと思われる軌道トラックが編成を組んで (?) 留置中!
 レンタカーにアダプターを装着して線路を走行可能にしているところが何とも……。
 う~む、この「編成」が実際に山手貨物線や中央線をジャラジャラと走っているところを撮りたいですね……(もちろん無理でしょうけど ^_^;)。