東海道線東京口から湘南色の113系が去ったことによって、鋼製の国鉄型近郊車両が身近な神奈川県東部エリアからほとんど消滅してしまい、心の中にぽっかりと穴が空いてしまった気分を感じている今日この頃です。しかし、そんな哀れな三十路人間に心からの癒しを与えてくれる存在として、豊田区のスカ色115系による「ホリデー快速鎌倉号」が今春も運行しております！
しかも、小山区から豊田区に担当が変更になって以来これまでは、恐らく「快速むさしの」のＨＭをひっくり返しただけのいささか殺風景な姿で走っていましたが (当ブログのバックナンバーを参照)、今春は新調した「ホリデー快速」ＨＭを掲げて快走しています！
もともと「横須賀線が一番混み合う (？) 桜の季節も終わり、そろそろ新緑の中をゆくスカ色115系の撮り頃だなぁ……」と思っていた矢先、いつもお世話になっている165系アルプスさんから「ホリ快鎌倉号にＨＭが！」というお知らせを頂いてびっくり仰天！ これでもう、いてもたってもいられなくなった私は、去る日曜日に降りしきる雨を厭わず撮影してきました！！ ちょうど周囲の木々は、葉桜から新緑へ……という頃で、芽吹いたばかりの緑が雨に濡れて一層鮮やかになり、スカ色115系の編成美にしっとりとした味わいを添えていたのが印象的でした (＾_＾)。
一応、現物のＨＭを目にするまでは、小山区115系時代のＨＭのような、列車名フルネーム＆イラスト入りの豪華版を期待していたのですが、実際には豊田区らしい (？) オレンジ一色で、しかも「鎌倉」という字が入っていないのは少々拍子抜けでした (^^;;)。それでも、ひっくり返したＨＭだけの寂しい姿よりははるかに気合いの入った姿にもう惚れ惚れ (＊＾＾＊)。この運用がすっかり定番となっているM40編成は、こうしてＨＭも新調してもらって、古都への味わい深い足としてさらに活躍を続けてくれるだろう……という期待をしつつ、一旦品川に引き上げるスカ色を見送ったのでした。
ちなみに、雨に加えて長電10000形の甲種回送があったためか、他に撮り鉄はゼロ (^o^)。この列車がいつか廃止になる、あるいは別形式に置き換えられる……と決まった後ではもう人が多過ぎて遅いので、観光シーズンなら毎週末に必ず運転という「素晴らしい日常」を大切にしつつ、これからも折に触れて訪ねようと思っています。(これほど注目に値する列車なのに、晴れた日でもチラホラしか撮り鉄を見かけませんので、はっきり言って他の所謂「ジョイフルトレイン」や団臨・甲種と違って気楽です ^^ 見たところ、横須賀線と言えばこの色！という思い入れのある世代が主にレンズを向けているからでしょうか)
というわけで、ありがたい速報をお送り頂いた165系アルプスさんに心よりお礼申し上げます！！ m(_ _)m