前回のかなりん本牧貨物ネタから間が開いてしまいましたが (^^;)、もう一つちょいレアな話題を……。日産の輸出乗用車を輸送するため、宇都宮～横浜本牧間に期間限定で設定されることがあるカーパック・コキ列車です。少なくとも去年と今年は、３月の間だけ、平日ならだいたい毎日設定されていました。
かつては根岸線に乗っていると、本牧へ入線するク5000がタキに混じって根岸駅に停車している光景を日常的に目にしたものですが (写真撮ってない……^^;)、輸送事情の変化によって期間限定になり、ク5000も消滅してしまったのは寂しさを覚えます。それでも、今やこうして姿を変えたカーパックコキ列車が、背が高いことによる独特の存在感も大いに漂わせながら自動車輸送に活躍しているのを目にしますと、普段なら多くの場合対抗関係にある鉄道とクルマの新たなコラボレーションに独特の魅力を感じます (^^)。トヨタも愛知と岩手の工場を結ぶ専用輸送列車を走らせるようですし、せめて製造段階では環境負荷が少ない鉄道が今後もっと利用されますように、と思わずにはいられません。
出来れば、やはりかつて自動車輸出用に利用されていたという千鳥線でも、カーパック列車が復活しないものかと……。特に、小耳に挟んだところによると、千鳥線最大の荷主であったＡ化成が去る３月のダイヤ改正を機に (多分川崎貨物駅からの) トラック輸送に転換してしまったそうですので……。ちょっと訪れない間に個人的に馴染みの鉄道風景がまた一つ消えてしまい、呆然としています (T_T)。その穴埋めをしてくれる新たな荷主の出現は果たして……？？