地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

琴電年末の宴 (1) 335号さよなら運転

2007-01-05 00:00:48 | 地方民鉄 (琴電)


 年末年始企画記事を優先させたためにご紹介が遅れてしまいましたが、琴電で昨年末に急遽開催されたファン向けイベント (志度線335号さよなら&公式DVD第2集発売記念) を訪れた際の模様を順次ご紹介しましょう!
 まずは23日に行われた335号さよなら走行から……。335号は、大正末期に製造された琴電オリジナル電車の生き残り (1000・3000・5000形) のほとんどが長尾線に集結する中、例外的に志度線所属として生き延びていた車両ですが、数年前に事故を起こして以来基本的に予備車の中の予備車という扱いだったそうで、私が過去3回琴電を訪れたときも決まって今橋車庫の一番奥 (道路からは一番見やすい) に留置されていました。そのため、去る11月に訪れた際には「結局一度も走る機会に出会えなかったなぁ……」と思ったのですが、そんな335号が最後に堂々とさよなら運転をするということでもう大変! 翌日の長尾線&仏生山イベントも極めて魅力的だったことから、速攻でサンライズ瀬戸の寝台券をゲットしたのでした (^^)。



 高松到着後はそのまま瓦町乗り換えで志度線へ直行! 志度線最大の名所・房前は混み合うことが予想されたため、今回はベッドタウンの足・志度線らしいカットに徹しようと思い、まずは屋島にて待ち構えました。ちょうどその時、駅前広場では水族館オープンに伴う屋島山上行き路線バスの出発式が! これもナマで見たい……と思いつつも場所の確保に努め (^^;)、心配された隣の学校の陰も何とか見苦しくない程度になり、いざ現れた335号の雄姿をうまく記録出来ました (1枚目の画像)。さよならHMを取り付けた姿は、不遇な晩年を振り払うように有終の美を飾るかのようでで、思わず「良かったね……335号」と声をかけたくなってしまうほど (^_^)。
 その後、交換待ちで停車していた瓦町行にすぐ飛び乗って春日川駅へ! ここは建物の陰を気にせず対向式ホームで撮影出来る場所でして、次の列車以降の列車でこの駅にやって来る人々の機先を制して、早々に理想の撮影位置をゲット! (^^) 志度から折り返してきたさよなら運転編成はこの駅ではどうせ逆光になるので、撮らずに音だけを味わって見送り、瓦町からやって来る2往復目をきっちりと撮影しました v(^o^)v (※なお、車体にかかった太いケーブルの影はレタッチソフトで消しております)
 こうして2往復のさよなら運転を行った335号と、エスコート役の27+28編成は今橋へと入庫し、昼食時をはさんで撮影会に移行しましたが、その模様につきましてはまた改めて……(^^;