穏やかに始まった新年もそろそろ松の内の終わりが見えてきましたが、私が住む神奈川県における新春の鉄な話題の目玉といえば、膨大な数の川崎大師参拝客をさばく京急大師線のHM取り付け運行でしょうか (他にもいろいろありますが……^^;)。特に、ここ数年は700形や分散冷房1000形の終焉に伴い、これら去りゆく車両たちがHMを取り付けて力走する姿を眺めて撮ることが個人的定番となっていたのですが、今年も去る2日、京急沿線に住む親類を訪ねたついでにブラリと京急大師線を訪ねてみました。
当日の主役は、昨年の新春と同様もちろん旧1000形の集中冷房車! 今の季節の大師線は、ピーカン晴れともなりますと、各種ケーブルや線路脇の建物の陰が非常にきつく、撮影には難儀するのが常。とは言えこの日は幸いにして天気がフラットな曇りで、日陰を気にしなくて良いことから、普段この季節には余り選択しないアングルでもふんだんに撮影でき、幸先の良い新春初撮りとなりました (^o^)。但し相当暗く、ISO400で1/250~1/320 f7.1というツラさはこたえました。はい。
既に他の多くのブログなどでも伝えられておりますが、今年の新春HMはポップな (?) 柄とシンプルアートな (?) 柄の2種類。どちらも1000形の生真面目なマスクとマッチして、善男善女を運ぶ役者らしさをアピールしていました (^^)。
しかし……最大の問題は、思ったよりも1000形の撮影が進まないこと! 大師線の5分間隔運行は合計6運用によって支えられているのですが、その半分の3運用が1500形で、しかも運用への入れ方が撮影者いじめに近く、3本連続で1000形がやって来ると、次の3本は1500形の連続……その繰り返しだったからです (爆)。一応、それでも20分待てば必ず1000形が姿を現しますので、普段の日の10分間隔アワーに1500形が1本運用に入る場合と変わらないのも事実ですが、適度に入り乱れてやって来るのをうまく生かして効率良く撮影したいと思っている側としては、新年早々裏切られまくり (-_-メ)。まあ、それだけ1000形が減りつつある……という事実のあらわれなのでしょう (-_-;;)。
また、従来線路脇での撮影をしやすかった川崎大師~小島新田間では地下化工事の準備が始まっており、線路の両脇に高い工事用フェンスが設けられていました……。特に、小島新田駅手前の複線が単線になる場所は、如何にも大師線の末端らしいお気に入りスポットだったのですが、それも過去のものに (T_T)。
というわけで、今後車両と施設の両面において激しく変化が進む京急大師線……来年の今頃、同じような新年の光景を楽しむことが出来るのでしょうか?? 地下化の対象ではない港町前後の区間 (ルートが変わって廃線) を1000形が走る光景も、数年以内に間違いなく消えるわけで……。