さよなら運転を終えて昼前に今橋に入庫した335号は、いよいよ午後1時からさよなら撮影会の主役として公開されました! ぱれっとさんと瓦町駅前の洋食屋でボリュームたっぷりの昼食を楽しみ (^o^)、万全の腹ごしらえで (笑) 今橋に降り立ちますと、既に車庫の入り口には長蛇の列。しかも、どう見ても今橋車庫は広くないため「あちゃ~、これはかなり混乱した撮影会になるのでは?」という悪い予感がよぎったのですが、そこはやはり琴電の撮影会。蓋を開けてみれば誰もが、太陽の角度やサボの交換によって刻一刻と表情を変えて行く335号を、約2時間かけてじっくり撮ろうと考えていたためか、終始のんびりまったりムード (^^)。そこで、冬の斜光線に照らされた335号の最後の晴れ姿を存分に味わうことが出来たのでした……。もちろん、さよならHM付きシーンや、屋島・八栗・六万寺行きといった今では使われていないサボを差したシーンなども記録したのですが、個人的に一番気に入っているのは、午後2時半過ぎに撮影したHMなしの志度行きシーン。何と言いますか……あくまで日常の姿に一番近いような気がしますので (^_^)。
一方、この日の撮影会では残り僅かな志度線所属旧型車となった23号と27+28編成も展示されました。当初は、23号と27+28編成が隣り合って展示されていたのですが、午後2時頃から23号を車庫の奥へと前進させて、23号の形式写真の撮影も可能に! (まあ、後ろに人が多数写り込んでいますが、折角の車庫内での撮影ということで、それはそれで仕方がないかなぁ……と。^^;) 但し、如何せん冬至の直後だけあって、ピーカン晴れの状態ですと、今橋駅ホーム上屋の影が手前の留置線を越えて23号の台車周りにまで落ちてしまい、非常に見苦しい状態となっていました。そこで、小さな雲に一瞬だけ太陽が隠される瞬間を狙って、一斉にシャッター音が鳴り響くという展開に……(笑)。
昨年夏の21・22・24号さよなら撮影会は海外出張で参加できませんでしたので、いずれは335号が展示された位置に23号を停めてもらって是非撮影したいものだ……と思うのですが、その前に23号が800形の増備と入れ替えで長尾線に転属する方が先でしょうか?!
なお、もうひとつの目玉であった27+28編成につきましては、そのうち別記事で扱いますのでお楽しみに……(^^;)。ともあれ、今橋で3両の旧型車がパンタを上げているシーンはこれが最後! 次に335号に会うとすれば、それは保存先とされる房前の「道の駅」においてだろうなぁ……と思いつつ、今橋を後にしたのでした。