東京メトロ東西線5000系は、20m・4扉・抵抗制御・ステンレス製 (一部編成アルミ製) 車体として生まれ、40年以上にわたって東京の地下鉄網で活躍したのち、一部がインドネシアのジャカルタ首都圏で新たな活躍を始めることになったわけですが、奇しくも全く同じようなスペックで生まれ、しかも一部の車両が東京からジャカルタへ転身を遂げたのが都営三田線の6000系です。
そこで、まさに同類つながりとして、元都営三田線6000系をアップしてみましょう。秩父鉄道に転じて5000系を名乗っているグループです! 実はこの画像は、新年に入ってから最初のプチ遠征の成果だったりします (^^)。
秩父鉄道5000系は、社紋など細かい点を除けば、基本的に三田線時代の姿をそのまま保っているのがとても魅力的ですね。特に、重軌条ながらも割と継ぎ目が多い秩父鉄道の直線を猛スピードでけたたましく突っ走るところなどは、三田線時代のトンネル内激走 (?) を思い出してハートが熱くなってしまうひとこまです (*^^*)。ここらへんは、熊本電鉄では決して体験できない世界だと言えましょう (^^;)。
そして、秩父鉄道は今後も中長期的にわたって都営6000系の活躍を楽しめる最後の場所となりそうです。熊本電鉄は「LRT化か、さもなくば廃止か」という選択肢を提示しているそうで……。そしてジャカルタでも、整備の甘さから徐々に東急8500系やメトロ5000系と置き換えられるようでもあり……。同じようなスペックの車両同士で置き換えが進むという顛末になりそうですが、JR103系も含めた4社入り乱れての活躍を期待していただけに、少々残念なことです (あぁ、出来るだけ早目にジャカルタを訪れてみたいのですが、残念ながらなかなか長い休みを取る目途が立ちません -_-)。
というわけで、いつもは国鉄101系改め1000系という、今や趣味的にみて超Deeeeeepな存在の陰でそれほど存在感が目立たないものの、実は意外と価値がある秩父5000系、この日も真冬の斜光線に照らされて、ギラリと美しく輝きを放っておりました……(*^^*)。