名鉄大江駅でパノラマカーを撮影し、さらに築港線の独特の風情を満喫したあと徒歩で訪れた名古屋臨海鉄道・昭和町線。ここの朝の入換は非常に時間がかかる楽しいものでして、そのうち最初に行われる最奥部でのカセイソーダ黒タキの入換は前にご紹介した通りですが、今回はその続き・液化塩素編です (^^
東港のヤードを出て昭和町の西側ヤードに到着した201レは、しばし液化塩素の黄タキを切り離し放置して最奥部に向かうのですが、今度は最奥部から引き出してきた黒タキを検重線の付近に放置し、その代わりに黄タキを連結して再び踏切を横断し、大通りの東側にある化成品工場の敷地内にあるヤードでの入換を行います。それを終えて再び踏切に迫ってきたのが↑のシーン。コキの後ろに黄タキがジャラジャラと6車も連結されているシーンは、鶴見線の扇町でも留置車でなければ目にすることは出来ないもので、まさにDeeeepな光景です (*^^*)。
こうして工場内から引き出された黄タキは検重線に入って、1車ずつ重量を測定します。それが終了すると先刻置き去りにされたカセイソーダ黒タキと連結しまして、一連の作業は終了! 再び東港駅へと戻って行きます。検重線付近を出発するシーンは残念ながら順光では撮影できないのですが (昭和町界隈での撮影は明るい曇りの日がベスト)、ミラーボールのような謎の雰囲気を漂わせた巨大タンクをバックに青と黄色の編成が発車するシーンは、何のかの言って他の鉄道では見られない異次元的な光景です。模型的というか、はたまた宇宙的というか……(私はそのどちらの趣味もやっていませんが ^^;)。
以上、一連の過程が終了するまでの所要時間は約40分弱! その間、カメラを持った私はひたすらDLの動きに合わせてひたすらダッシュしまくっておりましたので、日頃の運動不足を激しく思い知ることに (^^;)。でもまあそれなりに満足の行くカットを量産できればそれで良し……というわけで、名臨汐見町線の残骸を横目に見つつ (復活する日はあるのでしょうか……)、名鉄柴田駅に戻ったのでした。
さて、名臨の濃ぃいスポットをまた一つ見物しましたので、次は名鉄東名古屋港駅へと甲種列車が乗り入れて埠頭へと向かうシーンを撮ってみたいものですが、当面頻繁な輸送が予定されていたという台湾鉄路局EMU700型電車の輸送が陸送になってしまったのは残念……(そもそも甲種輸送だけのために名古屋まで往復するヒマがあるのか?!という問題がありますが ^^;)。