地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急8500系、今後3年間で激減!

2007-01-17 21:56:28 | 大手民鉄 (東急)


 既にネット上の多くの場所でホットな話題となっておりますが、来る3月以降の田園都市線混雑対策について、東急が正式にその概要を発表しました! こんな話題が出たときに限って、私は一昨日職場からバタバタと帰宅する際にノートPCを職場に忘れてしまい、初めて知ったのは昨日の午前中だったという……(爆)。
 それはさておき、今回発表された計画のうち最も衝撃的だったのは、向こう3年間で5000系を25編成製造することにより、8500系の大量淘汰が決まったという事実……(ToT;;)。少なくとも、未更新車を多く組み込んでいる編成(例えば伊豆のなつ8614Fなど)は、もはや先は長くないだろうと予想していたのですが、↑の8629Fあたりまであと3年以内の命とは! 3年後にも残っているのは、車内に案内表示器を取り付けた後期の編成のみで、恐らくそれらが東武非直通編成グループを構成することになるのでしょうか。
 もしそうなるとすれば、田園都市線内で今のうちに効率良く記録しておく必要があるのもさることながら、とりわけ東武線内での記録を早めに積み重ねておく必要がありそうですね (既にそれなりに撮ってはいるのですが ^^;)。1往復するのに約5時間を要する半直ルートを走るごく僅かな8500系を、押すな押すなの撮影地で延々と待ち構えるというのは、個人的には決して好ましくない展開ですので……(そこまで減ったら通し乗ることを優先すると思います。待てばじきに戻って来る東横線8000系とは大きな違いですね)。



 いっぽう、編成の一部にVVVF車のお試しバージョンを組み込んでいる8642Fの今後も気になるところです (^^;)。そろそろ稀少部品の調達に難あり!という状況になりつつあると思われますので、VVVF車を休廃車として大井町線へ……という展開が一番あり得そうです。東武直通が始まるまで、8642FのVVVF車には結構遭遇したことがあり、8500系なのに9000系チックな音で激走するという不思議な雰囲気が好きなのですが、最近では東武非直通車が集中的に運用される時間の上り列車は避けているので (-_-;)、乗るのはすっかりご無沙汰になってしまいました。
 ともあれ、正式なアナウンスによって「いつまで8500系の黄金時代は続くか!」という問いは全く意味をなさなくなってしまいましたので、今後は残り時間を睨みながら、余剰となる車両たちがどのような順序で廃車になるのか、そして廃車後の身の振り方はどうなるのかという点に注目が集まるようになるのでしょう (-_-)。5000系 (?) 25編成の投入による大量廃車のうち、少なくとも先頭車3×2とサハ3両は長野に行くとして、残り20編成と8590系2編成は一体どうなることやら……。一定程度はインドネシアに行くでしょうが、まさか全部が海を渡るとも思えず (そうなったりして ^^;)、別の地方私鉄にも行くことになるのでしょうか?! 

 だんだん妄想になって来ましたので閑話休題 (^^;)。東急の「準急」種別採用については賛否両論あるようですね (^^;)。私個人としては、東武に合わせたという勘繰りも出来るのですが、より素直に考えれば、「急行」という種別を設定した時点で、その下位種別が「準急」になるのは一番自然で分かりやすいのだろうと思います。何故なら「急行」と「快速」という種別を目の前に並べられると、どちらが速いのか迷う人が少なくないと思われるからです。実際、会社ごとに急行>快速なのか (京王・西武)、それとも快速>急行 (東武・京成)なのか、まちまちですし……。
 京急の快速特急あらため快特や、小田急の快速急行のように、特定の種別の上にさらに「快速」を冠すればその方がより速い、というイメージは市民権を得つつあるように思います。まあ昔は東武のように、スペック面で「急行>快速急行」という事例もありましたが、これはどちらも料金制の優等列車なので大した混乱も起きなかったのではないかと思います ^^;)。