地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京急2000形新舞台?・蒲田以南急行復活?

2010-03-23 00:02:00 | 大手民鉄 (京急)


 先日、非鉄な野暮用で京急に乗っている際、一瞬の光景ながらもとてつもなく大きな変化を目にして、思わず心臓がバクバクしてしまいました。何と何と……杉田駅がホーム延伸工事をしている……!! (^O^) 杉田といえば、普通車オンリーの駅ながらも割と乗り降りが多いだけでなく、駅前には昔ながらの風情の賑やかな商店街もあるシブい土地柄でありまして、何を隠そう個人的にも幼稚園の年長の夏から小2の3月まで2年半住んでいた懐かしの地。放課後ともなれば、独りちょこっとチャリをこいで駅付近の沿線に繰り出し (孤独な少年だったもので……^^;)、横浜以南では最も線形の良い区間だけに猛スピードでブッチ切って突っ走る600形 (もちろん初代) や1000形のA快速特急やH特急に瞠目し、釣掛の雄叫びも激しく駆け抜けるD急行に狂喜し……そして普通車しか停まらない杉田駅のショボい存在感にガックリしていたものでした (懐かしい……笑)。
 そんな杉田駅が8両対応になるということは、自ずと優等列車が停車するようになることを意味するわけですが、まさか朝夕ラッシュ時の特急が停まるなどということは有り得ないでしょう。横浜~文庫ではとにかく上大岡しか停まらないことが快特・特急のウリである以上 (?)、もし杉田が二階級特進で特急停車駅になるなんてことになれば文庫以南からの乗客の反乱が起こりかねませんし (^^;)、そもそもラッシュ時は12両編成がバンバン走る以上「この特急は8両編成で特別に杉田停車」などというややこしいダイヤ設定がなされるとは到底思えません。
 そこで導かれる唯一の可能性はと申しますと…… 蒲田以南で消えて久しかった急行の復活?!(*^O^*) そして杉田を停車駅に追加?!



 とくに京急ではいよいよ京急蒲田駅の高架使用開始と空港線の上下分離を控え、さらに今秋の羽田空港国際線大幅拡充を前に、ここらで横浜方面からより利用しやすく輸送力も高い空港線直通列車を設定しようということなのかも知れません。その際、これまで通りに快特の付属4連が20分間隔で羽田空港行きとなり、しかも往復とも川崎での分割併合の都合上数分の停車時間を強いられるということでは如何にもアピール性に欠けるわけで……。そうではなく、思い切って川崎以南の普通車の一部を急行に再格上げし (川崎~文庫では普通車は10分に2本といっても、待避の都合上運転間隔がキレイに5分間隔とならず、極端な場合約3・7分サイクルという状態でしたので、これなら別に必ずしも10分に2本という本数にこだわる必要はないでしょう)、客の多い駅に小まめに停車して横浜や羽田空港方面に向かう客を拾うことでサービス向上につなげるという作戦なのだろうと推察されます。また、京急鶴見・日ノ出町・八景など、急行の廃止で利便性を失った主要駅も少なくありませんので、やはりそうした駅を救済する必要もあると考えているのかも知れません。
 ともあれ、快特・特急と比べれば空いていて、そのくせ結構速いD急行をこよなく愛していた人間にとりましては (むかし金沢八景でバイトしていたときには必ずD急行を利用しておりました ^^)、とにかく急行復活の可能性がほの見えてきたことは朗報以外の何者でもありません。そして、そのあかつきには……地上線限定運用で日中出番がなく無聊をかこっていた2000系8連が一気に主役の座に抜擢されるのではないかと想像しております (一部、4+4連も運用されるのかも)。かつての釣掛、700形8連、そして今後は2000形8連……?! 嗚呼、D急行の系譜こそ京急で最もマニアックな存在だと信じて疑いません (はぁと)。
 以上、杉田のホーム延伸から芋蔓的に想像される個人的妄想の段階にとどまっておりますので悪しからず……。京急の正式発表を楽しみに待ちたく存じます。