
秩父鉄道1000系の残る2本は標準色とオレンジであり、むかし根岸線沿線に住んでいた私にとって超お気に入りであったスカイブルー1001Fは、残念ながら余り撮りに行けないうちに廃車となってしまいましたが、スカイブルーの国鉄通勤型電車そのものは阪和線(一部奈良貸し出し)103系として残っているというのは、大いなる幸いというべきでしょう! というわけで、阪和線の103系といえば、2012年11月に撮影した記録を既にアップしましたが、その後昨年の3月、ミャンマー&タイ訪問の直後の関西出張ついで鉄で改めて撮影したものをアップしそびれていたのを思い出しましたので、備忘録としてレタッチの上アップしたく存じます (汗)。
この撮影は、約1週間にわたる怒濤の海外遠征鉄の直後で、疲れが転じて発熱してしまった中でしたので、結構フラフラになりながら撮影したのを思い出します。しかし、折角関西まで来た以上は、体調よりも目の前の103系! (爆) 確か2時間弱ほど、15分間隔でやって来るスカイブルー103系にすっかりメロメロに……(笑)。

そんな阪和線103系も徐々に、環状線から追い出されたN40改造車や、正面窓を一枚窓に改造された車両、あるいは側面窓をブラック系の新サッシに交換された車両が増えているわけで、伝統的な低運+未改造二段窓の車両がいつまで残るのか、相当心許ない状況になりつつあるような気がしております。それでも発想を変えれば、いろいろな改造を加えられた一両一両がゴチャゴチャに混結されていること自体、何やら73系が走っていた頃を思い出すわけで……(え?誰も思い出さないって?……スミマセン)。両開き扉であることとカルダン駆動であること以外、73系全金車と同じ昭和30年代の技術に依っている103系が、昭和30年代から隔たること約50年にならんとしている2014年にもこうしてフツーにやって来ることの偶然と幸せを、今改めてかみしめるべきなのかも知れません。
しかしまぁ、行先表示が「鳳」の一文字のみでは些かサミシイですね (汗)。たまには、ではなくてラッシュアワー区間快速の6・8連運用が依然として残っている今のうちに、何度でも再訪したいものです。あ、でも、猛烈なブッチ切りぶりで駆け抜けて行く特急や快速を尻目に、少々チンタラ走ったかと思えばすぐに待避線に逃れて長時間停車の繰り返し……という各駅停車の雰囲気も結構好きです。ただ、天王寺~鳳間の往復ですらかなりの時間を要しますので、折角の短距離運用であるというのに気に入った編成を撮り貯めるのは難しいという難点がありますが……。