地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ヤンゴン熱鉄記 (29) DF1200長大急客入換

2014-01-24 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 ヤンゴンを発着する長距離列車のうち、マンダレー方面へ向かう長距離列車は基本的にインド罐DF1300(一部中国罐DF2000)の天下となっていることは既にご紹介した通りですが、いっぽうヤンゴンから西のピィ・バセイン方面へ向かう長距離急行列車には、DF1200のうち90年代にインセイン工場で組み立てられたグループ (?)が用いられているようです。いやはや、同じ形式名でも製造年とボディの形状が多岐にわたっておりますこと……。しかし今回、ピィ行急行は撮りそびれ (爆)。その編成の一部には中国昆河線の客車「Chinese Train」が連結されていますので、日本人中国鉄(猛烈なCRH化や日中関係悪化で、今後人口的にはどんどん減って行くのでしょうか)のはしくれの私としては是非撮っておきたいのですが……。



 それはさておき昨年のヤンゴン撮り鉄の際には、DF2000の一部の車両と共通の色を纏ったDF1200後期型が、運用の合間を縫ってヤンゴン中央駅付設の客車区における入換に従事しておりました。遠路はるばるマンダレーから到着したばかりの20両近い長大編成の尻に入換罐としてDF1200が連結されたのち、まずはマンダレー方の入庫線に入り、さらに編成を尻から押して駅南側の客車区に入って行くという要領ですが……ただひたすら「長げぇ~」という感じです (笑)。こういうとんでもない編成の列車が、極悪な線路の上を激しく左右に揺れながら時間をかけて通過しますので、傍で見ていると非常に強烈な印象です……(^^;)。
 ちなみに、偶然かどうか全く分かりませんが、このときの入換はこの位置で20分以上停止しておりました。罐が停まった先端よりもマンダレー側におりましたので問題はありませんでしたが、もしもっとヤンゴン中央駅寄りの位置で構えていたら……停止中ひたすら手前がカブられ続け、日本中古DCの通過も撮影出来なかったものと思うと、体中の震えが止まりません (笑)。