地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

関西鉄の陣2014秋 (9) 近鉄5300系茶色

2015-02-05 00:00:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 昨年の近鉄は特別復活塗装まつりの様相を呈し、その一つはこの連載の前回にアップした復活ツートン特急色の5200系であったわけですが、これは運用範囲が非常に長いため、多分当たらないだろうな……と諦めていると突然やって来てメッチャ嬉しいという側面がありました。一方の目玉として、昨年春の奈良線開業100周年を記念した5300系の茶色(デボ1形テイスト)塗装があり、これは運用範囲が基本的に尼崎~奈良間に限られると思われることから (三宮までの直通もOKなはずですが、こういう色になっただけに多分三宮行き運用には入らないだろうと予想……それとも入ったのでしょうか?スミマセン無知で ^^;)、沿線で待ち構えていて当たる可能性が高いと言えます。そこで、昨年11月の出張の時点で未撮影であったことから「何とか当たりたい」……と思いつつ鶴橋で近鉄に乗り換えたのでありました。



 しかし勿論、折角ド順光を狙って撮影スポットの駅を訪れても、当日の運用と自分の都合のからみが悪ければ、既に入庫、もしくは逆方向で来てしまい散々待ちぼうけ……ということになりかねません。というわけで、期待しすぎるのも精神衛生上宜しくなく、まぁ来ればラッキーという程度で待っていたところ……ななな何と! 撮影スポットに立ってから僅か15分ほどで茶色5302Fがやって来てくれたではありませんか!! (*^^*) しかも……公式HPのPDFファイルに載っているイラストよりもはるかにシックで麗しい装い……。「なんちゃって旧型電車」と片付けることは出来ない完成度の高さだと思います。というわけで「もうこの際、現行の赤白塗装も飽きたので、全部これか白紺ツートンにしてくれないかなぁ~」という妄想を抱いてしまったのでありました (笑)。
 この復活塗装、来る4月末で登場1周年を迎え、果たしてアニバーサリーイヤーを終えた後は元の標準塗装に戻されるのかどうか分かりませんが、出来れば次の全般or重要部検査までこの状態を保って欲しいものです。