南海本線ではいつの間にか8000系が増えただけでなく、このたび8300系も登場したということで、今後は7100系が淘汰されて行くことになるのでしょう。しかし今のところ、7100系はタマ数が多いため、少々待てば必ずやって来てくれるのは有り難いところです。7000系との違いは、機器の細かい配置を除けば、基本的に片開き扉か両開き扉か、という程度ですし……(^^)。
というわけで、そんな7100系が4連普通からラッシュ時の長大8連急行に至るまで、縦横無尽に活躍するのを眺めるのは、関東からやって来る一介のヲタに過ぎない私にとっても最高の喜びなのですが、去る7月の7000系新塗装鉄コレ即売会の日には、とんでもないシロモノを目にしてしまいました……。休日の真っ昼間に超!スシ詰めでやって来た4連の空港急行なんば行!! (@o@)
南海本線は、平日の日中は割とスカスカ気味で、その証拠として高野線で余った2000系の4連普通でも余裕で間に合ってしまうという現実があるわけですが、休日は大阪中心部への買い物需要が旺盛であるらしく、普通列車の多くに7100系の4~6連が起用されています。ということは、南海本線で日中最も混み合う列車である関空急行が土日ならなおさら混むことを意味しているわけで、最近では泉北線で余った3000系が南海本線に移籍した後も8両固定編成の輸送力を遺憾なく発揮して、土日日中の関空急行でも大活躍しているところです (平日日中でも3000系8連で来るのを見たことがあります)。
そんな関空急行ですが……ダイヤ乱れ時の偶然ではあるものの、驚異の4連を撮影してしまいました (滝汗)。去る7月の鉄コレ7000系新塗装即売会のち、フツーに南海本線で撮り鉄してみたところ、人身事故の影響による約2時間の全線抑止を経て、11時頃から徐々に運行再開……。そこで、堺から粉浜に移動して、この連載にて前回アップした桃のラピートなどを撮った後、さらに普通に乗って北上したのですが、日中の普通とは思えないほどメチャ混みで参りました。「普通でもこれほど混んでいるということは、まだ全く来ない上り優等列車はどれだけ混んでいるのか」と思いつつ待ち構えたところ、何と!そこにやって来た最初の関空急行なんば行は7100系ブツ編成の4連!! 新今宮から北でも車内は寿司詰めでしたので、天下茶屋到着前は果たしてどれだけ超絶に混んでいたのかと思うと……偶然こういう珍編成を撮る側で本当に良かった……と思ったのでした。
ダイヤ乱れにより、やむを得ず普通用の4連を関空急行に充当したのでしょうが、「遅延がさらなる遅延を呼ぶ典型のような、かなりまずい配車だったのではないか」と愚考します。とはいえ、撮る側としては「ネタ過ぎてラッキー♪」と思うわけで、本当に鉄ヲタって自分勝手ですね (爆)。
なお、この編成はこのあと住之江に回送され、別の編成が差し替えで出庫して来ました。当然ですな……。