地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第七ジャカルタ炎鉄録 (34) 横浜線205系

2016-08-05 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 余りにもありふれているはずが、思いがけず期間限定に終わり、今となっては超貴重になってしまったジャカルタの205系シーンとして、もう一つ忘れるわけには行かないのは、KKW (Kereta Khusus Wanita=女性専用車) ラッピングすら全く無い超まっさらな横浜線8連です!! これはまぁ何と申しますか、まだ横浜線8連が出揃って間もない頃ならではの光景と言うべきで、デポックの工場が日々205系のKCJ化改装工事に追われる中、KKWラッピングまで貼っている余裕はなかったことのおかげであります。というわけで、昨年8月の時点で超まっさらな美しさを誇る横浜線8連を撮るとしたら、ブカシ線をおいて他にはありません! 



 今や一気に全駅が12両対応となり、長大編成がジャンジャン行き交うようになったというブカシ線も、この時点までは一部の駅のホーム有効長が3~4両分しかないという体たらく。さすがに自動改札が導入されホームにガードマンが配置されるようになってからは、どの客も用心して下車駅のホームに合わせて乗っていたものですが、私などは紙の切符で乗っていた数年前に初めてブカシ線で撮り鉄した際、降りる駅で上手く下車するには何号車に乗っていれば良いか勝手が分からず、開いたドアから地面まで「えいやっ!」と飛び降りて、そのまま線路を歩いて撮影地に向かったものです (笑)。そんな悠長な時代を引きずって、昨年8月の時点まではブカシ線の全列車が8連で運用されていたことから、横浜線8連を狙うにも最適だったという次第。実際、見事なストレートを力走する横浜線205系をこんな感じで激写でき、如何にも直線を飛ばす横浜線らしい雰囲気がジャカルタでも再現されていることに満足したものです♪
 う~む。今度のブカシ線訪問では、KKWラッピングは最早不可避としても、広告全面ラッピングが一両も組み込まれていない12連を撮りたいものですが、果たして上手くゆくのかどうか・・・。