地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京急1000系黒幕車も廃車開始……。

2005-04-10 21:58:00 | 大手民鉄 (京急)


 ネット上を散歩して得たところによると、先日限りで運用から撤退した京急1000系白幕車 (分散冷房車) に続いて、黒幕車 (集中冷房車) の廃車も始まってしまったそうです……。そんな中、先月京成高砂駅 (←何を撮りに行ったのやら ^^;) にてたまたま、京急1000系としては割とレアな印西牧の原行を撮ることができました (運用表とかは全く知りませんので、本当に偶然です)。これも、まだ辛うじて本数がある間に、そろそろ本腰を入れていろいろな行き先を撮っておいた方が良い……という天の声 (^^;) なのかも知れません。

港の鉄路も春爛漫

2005-04-09 21:03:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 初夏のような暑さで一気に桜が満開になってしまいましたが、桜と鉄道を同時に撮ることが出来るあちこちのスポットで、今日はさぞかしカメラの放列が出来たことでしょう。でも、そういう場所には行きたくない私は、いつも撮り慣れた横浜の本牧エリアに出かけて、臨海鉄道の春を切り取って来ました (^^)。工場・港湾地帯を行く貨物列車も、桜に囲まれたアングルを組めば、あっという間に雰囲気早変わり (笑)。たった一人、列車が来ない間はロケハンがてら花見を楽しみ、そして列車との組み合わせに最高の風流を感じる一日でした。

台湾鈍行の旅 (番外2) 懐かしさ満点の貨物シーン

2005-04-08 12:47:33 | 台湾の鉄道


 しばらく国内ネタが続きましたが、台湾ネタは懲りずにまだあります (^^;)。
 今回とりあげてみたいのは、日本と同じ1067mmということもあって、ちょっと形は違うけれども親しみを感じてしまう貨物列車です。
 台湾の鉄道貨物輸送は、九州と同じくらいしか面積がないために鉄道コンテナ輸送がコスト的に有利になることはまずなく、ほとんどの場合主要な港と工場・発電所との間をピンポイント的に結ぶ車扱なのですが、特にセメント・石炭・穀物が主な輸送品目のようですので、日本の石炭産業華やかな頃の石炭車とそっくりの形をした石炭車をはじめ、日本で言うところの石灰石ホキ・セメントタキ・穀物ホキにあたる車両がゴロゴロ走っています (^^)。本数も、場所を選べば結構多く、特に高雄港や花蓮港の周辺では日本の臨海鉄道と同じような雰囲気を楽しめるようです (台湾の鉄サイトには、そういう臨港線ばかり扱っているところもあり、何てディープな鉄趣味が発達している国なんだぁ!と驚いたことがあります ^^;)。
 ↑は、高雄駅で撮り鉄しているときにやって来た高雄港発の穀物ホキ列車です。この駅は今のところものすごく撮り鉄しやすいのですが (同じ時間、ホームには台湾の「鉄」が複数……^^;)、現在大工事が進行中で雰囲気はそのうちガラッと変わってしまいそうですので、今のうちといったところでしょうか。

東武1800系@葛生駅・桜の頃

2005-04-07 21:55:08 | 大手民鉄 (東武)


 「どっこい健在」と桜の季節をひっかけて、こんな画像は如何でしょうか。急行「りょうもう」の運用を退いたあと、一般車と同じ塗装に変更されて、館林地区のローカル用として生き延びている東武1800系です。東武の北関東ローカルといえばまず思い浮かぶのが釣掛5050系ですが、いまどき釣掛ばかりではマイカー王国でサービスをアピールできないということで、余剰になっていた1800系を改装したということなのでしょう (釣掛ファンとしては、その分5050系の運用が減って残念なところですが)。もちろん、静かでどっしりとした走りはそのままなのですが、如何せん最低限の改造にとどめてローカル輸送に投入しただけあって、1両1ドアで通学輸送をさばくのはどう見てもツラいものがあるような……(^^;)。座席も半分ほど撤去され、如何にも中途半端な電車に乗ってしまったという印象が否めないのも残念なところです (^^;)。
 こんな1800系も、さすがにつなぎ役に過ぎなかったのか、間もなく8000系の3両固定改造済みワンマン車の投入によって引退でしょうか……(残る1800系は赤いりょうもう塗装の団体用車が1編成だけになるのでしょうが、なかなか走行シーンをとらえられないのが悲しいところです。あ、そういえば、日光線急行用に改装された300・350系があった ^^;)。
 それにしても、かつて貨物で栄えた葛生に1時間に1回だけ1800系 (そしてたまに5050系) が姿を現し、ひっそりと折り返しを待つ姿は、何ともわびしげなものがあります……。

工場地帯の片隅をゆく大川貨物

2005-04-06 23:39:38 | 貨物列車


 ここしばらく「さよなら」の話題が続きましたので、趣向を変えて「どっこい健在」な話題を一つ。80年代以来、国鉄・JR貨物のコンテナ化と車扱減少は一貫した流れですが、一定量の原材料や危険物を決まった拠点間で安全に輸送するのは車扱鉄道貨物の得意技というわけで、古き良き貨物入れ換えシーンがあちこちに残っています。そんな数あるシーンの中でも、知る人ぞ知る世界ながら有名なのが、鶴見線の大川と言えましょう。昔は日清製粉に出入りするホキやワムを見かけたものですが、今や昭和電工に火・木のみタキ5450が1~2車出入りするだけとなりました。それでも、大川名物「手押し」を含め、絶妙なプロの入れ換えワザを存分に楽しめることは言うまでもありません (^^)。
 ちなみに、荷が少ないときは片道手ぶら、又は完全運休もあり得ます……。