これまでお楽しみ頂いた関西私鉄特集もようやく最終回 (^^;)。そのトリを飾るのは、石山坂本線に1編成だけ存在する特別塗装車です! 一応、運転席の後ろに「Mother Lake」と書いてあることから「Mother Lake号」と勝手に呼ばせて頂きますが (^^;;)、琵琶湖に打ち寄せるさざ波をデザイン化したと思われるこの塗装は、路線・沿線イメージを鉄道車両の塗装として表現した数々の事例の中でも、シンプルな美しさと気品が感じられるという点で特に秀逸なのではないか?と思わずにはいられません (^^)。その風格はまさに、琵琶湖の女王そのもの……!
そんな「Mother Lake号」が石山寺から折り返して来るのを近江神宮前にて待ち構え、ここで改めて石山寺行になるところを撮影したのが↑のカット。あともう少し桜の開花が早ければ、ホームの脇にある桜の古木とからめることも出来たのですが……まあ良しとしましょう。
近江神宮前駅には石山坂本線の車庫が併設され、600・700形がいつでも昼寝をしていますが、一応ここは京津線800形の検修も担当しているということで、プチな編成に混じって地下鉄直通の4両編成が留置されているシーンは新鮮なオドロキでした (^^;)。さらにその奥には、1両だけ保存されている80形がピカピカな状態で置いてありましたが……超望遠ズームを持参していなかったため撮影できませんでした (-_-)。
こんな感じで石山坂本線の撮影を終えたのち、ようやく研修地となる琵琶湖畔のホテルに向かい1泊したのですが、夕暮れと朝靄の中でのびやかな風景を見せる琵琶湖を目の前に眺めながら「電車の中からではなく間近に眺める琵琶湖ってこんなに素晴らしいものなのか……」と感動。そんな母なる湖・琵琶湖の恵みとともにある関西というエリアの奥深さを改めてかみしめながら、今回の撮り鉄出張を締めくくったのでした。
というわけで、合計15回にわたる関西出張鉄シリーズネタにお付き合い頂きましてありがとうございました。m(_ _)m