さて、小田急9000形さよなら疲れ(立ち続けて筋肉痛……)がようやく癒えてきたところで、再びDCのんびり巡りに戻ることにしましょう。
小湊鐵道のキハ200は、平日の昼間なら原則として単行で走っておりますが、だいたい午後2時以降に五井を出発する列車から2両編成となります。単行の超ローカルのんびりムードは、それはそれで絶品なのですが、2両編成も長過ぎず短過ぎずちょうど良いな~と思います (^^)。
なお平日の朝や、養老渓谷に向かうハイカーで混み合う土日には3両編成が出現し、さらに紅葉のピークなどには4~5両編成も臨機応変に出現します。以前、ポジフィルムで紅葉シーズンの4両編成を撮影したことがありますが、全車ほぼ同じスタイルの編成が満員の客を乗せて堂々と走る姿はまさに圧巻でした……。
もっとも、2両以上で運転されるということは、それだけ撮影する側から見て鬱陶しい客が増えるということでもあり……。休日なら、童心に帰った観光客が窓から顔を出しまくりという事態は決して珍しいことではないでしょうし、特に平日の場合、ここはまさにヤンキー高校生多発地帯のDeep房総にあたることから、思わず卒倒しそうになるシーンに遭遇することも……。↑のカットも、せっかく本数が激減する上総牛久以南の山あり谷ありゾーンで待ち構えていたというのに……窓から顔と腕を出した下校中の高校生にポーズを決められてしまいました……(号泣)。
ただ、そんなヤンキー高校生が写っているのもDeep房総らしいや、と思い直しまして、一応このカットは成功作ということにしてあります (苦笑)。
ちなみに、このカットを撮影したのは上総牛久~上総川間間。牛久駅から徒歩20数分で着くことが出来、何のためにあるのかよく分からない築堤の上または中腹から割とうまく撮影できます。まず上総川間まで行ってから歩いて引き返してきたのですが、他にも単行を撮ってみたいスポットが何か所かあったりして、そのうち深い緑に覆われたら……と目論んでおります。
馬立で上総川間までの切符を購入した際、駅のおじさんに「川間なんて何もないけど、良いの?」と念を押されましたが(笑。隣の鶴舞なら「関東の駅100選」です)、その日の行動計画は、川間付近で午後4時半前後の列車を立て続けに撮影後、大急ぎで牛久駅まで戻り、午後5時発のアクアラインバスで横浜に戻ろうというものでしたので、「いや~全然構いませんよ」というナゾな会話をしてしまったのでした (^^;)。しかし、上総川間で降り立ってみると、本当に駅の周りは森に囲まれた田んぼしかなく、ただ蛙の声が聞こえるのみですので、「こういう何もなさって、考えようによっては本当に貴重で素晴らしいのでは……」と思いました。今度は缶ビールでも持参したいですね (爆)。