~リレー順~
二階堂黎人→柴田よしき→北森鴻→篠田真由美→村瀬継弥→歌野晶午→西澤保彦→小森健太朗→谺健二→愛川晶→芦辺拓
~感想~
リレー長編。11人の新本格作家が打ち合わせなし・締め切り2週間の過酷な条件に挑む。
(全体的にネタバレ↓)
二階堂黎人
最高の発端。出足は完璧。でも「ヒグマ男」はないよね。
柴田よしき
見事な展開。斬新な切り口と突然の密室は後続を恐怖におとしいれた。
北森鴻
主要キャラを登場させたが異様な展開で混乱を招いた。
篠田真由美
自キャラを持ち込む豪腕は見事。だが後続は明らかにとまどった。
村瀬継弥
サブストーリーでお茶をにごしただけ。自分のキャラしか使ってないし。
歌野晶午
小休止とおさらい――と見せて、実は核となった重要なパート。中盤を見事にさばいた。
西澤保彦
かなり大胆に展開させ、これも中核となった。あとがきのように暴走してくれても面白かったのに。
小森健太朗
北森氏が出した異形の裏をせっかく復活させたのに、ほとんど捨てトリックにされる。
谺健二
大半を雑学で糊塗し、前章の前フリから逃げただけ。
愛川晶
これまでの展開をブチ壊し、なおかつ伏線(瑕疵?)を拾い集めた功績は大。
それにしても、終局の一文で芦辺氏の退路を断ったのは楽しい。
芦辺拓
こんなモンまっとうにまとめられるかと言わんばかりに、かたっぱしから粉砕・一蹴。
こんな強引なまとめかたしかできないよなあ。ところどころ、目のつけどころは良かった。
~総括~
良くも悪くもツギハギミステリ。悪条件の中、よく奮闘したと思う。
各氏がそれぞれの持ち味を出し、楽しめるお祭り的作品には仕上がった。
自分の後にどう展開するか予想した裏話が面白い。
02.12.30
評価:★★★ 6
二階堂黎人→柴田よしき→北森鴻→篠田真由美→村瀬継弥→歌野晶午→西澤保彦→小森健太朗→谺健二→愛川晶→芦辺拓
~感想~
リレー長編。11人の新本格作家が打ち合わせなし・締め切り2週間の過酷な条件に挑む。
(全体的にネタバレ↓)
二階堂黎人
最高の発端。出足は完璧。でも「ヒグマ男」はないよね。
柴田よしき
見事な展開。斬新な切り口と突然の密室は後続を恐怖におとしいれた。
北森鴻
主要キャラを登場させたが異様な展開で混乱を招いた。
篠田真由美
自キャラを持ち込む豪腕は見事。だが後続は明らかにとまどった。
村瀬継弥
サブストーリーでお茶をにごしただけ。自分のキャラしか使ってないし。
歌野晶午
小休止とおさらい――と見せて、実は核となった重要なパート。中盤を見事にさばいた。
西澤保彦
かなり大胆に展開させ、これも中核となった。あとがきのように暴走してくれても面白かったのに。
小森健太朗
北森氏が出した異形の裏をせっかく復活させたのに、ほとんど捨てトリックにされる。
谺健二
大半を雑学で糊塗し、前章の前フリから逃げただけ。
愛川晶
これまでの展開をブチ壊し、なおかつ伏線(瑕疵?)を拾い集めた功績は大。
それにしても、終局の一文で芦辺氏の退路を断ったのは楽しい。
芦辺拓
こんなモンまっとうにまとめられるかと言わんばかりに、かたっぱしから粉砕・一蹴。
こんな強引なまとめかたしかできないよなあ。ところどころ、目のつけどころは良かった。
~総括~
良くも悪くもツギハギミステリ。悪条件の中、よく奮闘したと思う。
各氏がそれぞれの持ち味を出し、楽しめるお祭り的作品には仕上がった。
自分の後にどう展開するか予想した裏話が面白い。
02.12.30
評価:★★★ 6