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~あらすじ~
深夜の廃工場。三人の若者によって、男が殺されようとしていた。
居合わせた「超能力者」青木淳子は火炎を放ち、瞬時に若者二人を焼殺した。
若者たちに連れ去られた恋人の救出を、瀕死の男に頼まれた淳子は、
逃走した残る一人の行方を追うが……。
このミス15位
~感想~
SFアクション小説。ミステリ味はほぼ皆無。(ネタバレ&毒吐き→)わざとあからさまにしているのだろうか? とすら思える、出てきた途端に正体がわかる謎の人物。長さの割に壮大な仕掛けもなく、大風呂敷を広げたが組織の闘争も崩壊もなし。これが京極夏彦ならぜったい「ガーディアン」は崩壊させていたはずだ。宮部氏自身がいわく「宮部みゆきはこみいった物語が書けない」……たしかに。見せ場のアクション描写も上巻限り。要するに、さんざん長いこと引っぱって結局、ヒロインが1人死んだだけのお話。
僕には全く合わなかった。
上巻 03.6.6
下巻 03.6.8
評価:★★☆ 5