~収録作品~
三狂人
銀座幽霊
寒の夜晴れ
燈台鬼
動かぬ鯨群
花束の虫
闖入者
白妖
大百貨注文者
人間燈台
幽霊妻
~感想~
『三狂人』
評判ほどのキレは感じず。よく解らないのは、なぜ犯人はそうしなかったのか?
『銀座幽霊』
氏にしては珍しく、謎の設定が明白。トリックよりも真相は(ネタバレ→)本文二行目 にあったところに注目。
『寒の夜晴れ』
酷評されるような作品だろうか。足跡トリック・幻想・逆転・情景。すべてが秀逸。もっと長く書いて欲しかった気も。
『燈台鬼』
怪物の正体にあ然。『幽霊妻』と肩を並べる、口あんぐりの真相。
『動かぬ鯨群』
こういった舞台設定が類例を見ない。トリックも大胆。結末もいい。
『花束の虫』
これも真相に思わず目を疑う。やや謎が不明瞭なのが惜しい。
『闖入者』
お得意のトリック(トリック?) 読者としては不満足。
『白妖』
↑に準ずる。
『大百貨注文者』
まさかここでこれが飛び出すとは。天藤真ばりの(逆です)ユーモア味が巧い。これが真骨頂?
『人間燈台』
終わってみれば(ネタバレ→)そのまんまのタイトル 怪奇・空気・奇想・哀切――好きだなあ。
『幽霊妻』
近年では『葉桜の季節に君を想うということ』に匹敵するくらい驚いたトリックかも。
大乱歩の『赤い部屋』に通ずる(?)鮮烈さ。
~総括~
前作よりも印象の濃い、味わい深い佳編が集まった。氏の色とりどりの才能に酔いしれるべし。
04.2.21
評価:★★★☆ 7
三狂人
銀座幽霊
寒の夜晴れ
燈台鬼
動かぬ鯨群
花束の虫
闖入者
白妖
大百貨注文者
人間燈台
幽霊妻
~感想~
『三狂人』
評判ほどのキレは感じず。よく解らないのは、なぜ犯人はそうしなかったのか?
『銀座幽霊』
氏にしては珍しく、謎の設定が明白。トリックよりも真相は(ネタバレ→)本文二行目 にあったところに注目。
『寒の夜晴れ』
酷評されるような作品だろうか。足跡トリック・幻想・逆転・情景。すべてが秀逸。もっと長く書いて欲しかった気も。
『燈台鬼』
怪物の正体にあ然。『幽霊妻』と肩を並べる、口あんぐりの真相。
『動かぬ鯨群』
こういった舞台設定が類例を見ない。トリックも大胆。結末もいい。
『花束の虫』
これも真相に思わず目を疑う。やや謎が不明瞭なのが惜しい。
『闖入者』
お得意のトリック(トリック?) 読者としては不満足。
『白妖』
↑に準ずる。
『大百貨注文者』
まさかここでこれが飛び出すとは。天藤真ばりの(逆です)ユーモア味が巧い。これが真骨頂?
『人間燈台』
終わってみれば(ネタバレ→)そのまんまのタイトル 怪奇・空気・奇想・哀切――好きだなあ。
『幽霊妻』
近年では『葉桜の季節に君を想うということ』に匹敵するくらい驚いたトリックかも。
大乱歩の『赤い部屋』に通ずる(?)鮮烈さ。
~総括~
前作よりも印象の濃い、味わい深い佳編が集まった。氏の色とりどりの才能に酔いしれるべし。
04.2.21
評価:★★★☆ 7