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小金沢ライブラリー

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ミステリ感想-『きみとぼくの壊れた世界』西尾維新

2004年02月29日 | ミステリ感想
~あらすじ~
禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹とその友人たち。
彼らの世界は学園内で起こった密室殺人事件によって決定的に壊れていく……。
保健室のひきこもり、病院坂黒猫が指し示す、壊れた事件の真実とは?


~感想~
維新節は戯言シリーズよりは笑い不足も、全開。
あまりにも情報量の少ない事件模様は意外にして異例。
しかしいざ真相が明かされてみると……。謎も手がかりも全て“もんだい編”にて勢ぞろい済み。
「こんなので解けるのか?」と終始疑問だったが、終わってみれば十分すぎるほど手がかりがあるわあるわ。
これは珍しい。終わらない物語は好きではないが、これはハナから終われない物語。続編もあるのだろうか?


04.2.29
評価:★★★★ 8
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