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ミステリ感想-『四季・秋』森博嗣

2004年02月26日 | ミステリ感想
~あらすじ~
手がかりは孤島の研究所の事件ですでに提示されていた。
大学院生となった西之園萌絵と、恩師犀川創平は、真賀田四季が残したメッセージをついに読み解き、
未だ姿を消したままの彼女の真意を探ろうとする。


~感想~
前二作と比べれば、まだちょっとは森作品っぽい。ミステリらしさを出しているようで出していない。
『すべてがFになる』の時点でここまで考えていたとは思えない。
自分で書いてしまったもののつじつま合わせを楽しんでいるような印象。
それを読者も楽しめるかどうかは別問題なのだが。
犀川先生がひさびさのせいか、どこからしくない気も。(P201のくだりなど)
しかし、これだけ書いたら『四季・冬』ではなにを書くつもりなのか?


04.2.26
評価:★★ 4
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