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マンガ感想-『Q.E.D. 証明終了 15』加藤元浩

2010年04月17日 | マンガ感想
なにかわかったところでそれは"真実"じゃない
全部がわかったとき初めて……"真実"が現れる



「ガラスの部屋」★☆ 3
~あらすじ~
可奈の友人の祖父が、真空管のコレクションに囲まれた密室で殺された。事件の真相、そして会う人ごとに違う印象を受けたという祖父の真意とは。

~感想~
第三の入り口がなんの脈絡もなしに飛び出してきて吹いた。ここにせめてなにがしかの理由があれば印象も変わったろうに。


「デデキントの切断」★★★ 6
~あらすじ~
元助手の嫌がらせに苦しむ老教授。かつて彼に燈馬は「デデキントの切断です」という言葉を残していた。

~感想~
冒頭から即座に真相に思い至る人も多いだろう。実際問題、ロキが気づかないわけがないのだが。
それはともかくとして、デデキントの切断というキーワードをうまく絡め、お話としてはよくできている。
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