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~あらすじ~
小学校の創立60周年記念に開かれたタイプカプセルに収められていた1枚の紙。
そこに羅列された数字に興味を持ったジョンは、やがて奇妙な事実に行き当たる。
~感想~
前半のサスペンスあふれる物語、各所をめぐっては電光石火で謎を解き「これってナショナル・トレジャーだっけ」と思わせるニコラス・ケイジの活躍、SF、ホラー、ディザスター、家族愛と多様なテーマを取り込んだ盛りだくさんな構成……を一息で台無しにする、あんまり過ぎる結末にげんなり。
あれだけ盛り込んだアイデアと比べてこの落差はなんだろうと頭を抱えるしかない、どうしようもない真相とオチ、工夫も糞もないありきたりなラストシーンと、後半はもう見る影もないのだが、上映時間の3/4は楽しめたのだから、B級映画としてもまだマシな部類かもしれない。
あの質を保ったまま最後まで行ければ傑作だったのに……。
評価:★★ 4