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~あらすじ~
きっかけは老婆へのほんの小さな不親切。逆怨みで言い渡されたある「呪文(スペル)」が銀行員の平穏な日常を跡形もなく変えていく。
理不尽な脅威に怯えながら、タイムリミットの72時間で、呪いを解き生き残ることができるか?
~感想~
突然わっと出てきて驚かすお化け屋敷タイプなのに、やはり心拍数が1つも上がらないのがハリウッドホラー。
「13日の金曜日」の頃からそうなのだが、怖いとグロいをはき違えているらしく、虫やらゲロやらで力押ししてくるのも困ったところ。
それにしても主人公の防御力ときたら尋常ではなく、すごい勢いでタンスや壁に叩きつけられても全くのノーダメージなのは当然として、世界のクロサワに捧げるようなリッター単位の鼻血を噴き出しても、貧血すら起こさず平然としているのだから恐ろしい。どっちがホラーだ。
終盤はアメリカ人が怖いと思うもの一位のアレが大暴れして、日本人の感性からは大きく外れていくが、オチは意外と綺麗にまとめてみせた。
「パラノーマル・アクティビティ」よりはよっぽどマシではなかろうか。
評価:★ 2