~あらすじ~
伝説的な名ゴルファーが金字塔を打ち立てた翌年、全米オープンの18番ホールでグリーン上のピンに貫かれた死体が発見される。
その姿はまるでコース脇にそびえる「神の木」に伝わる開拓時代の祟りの姿そのものだった。
~感想~
開拓時代の祟りの伝説が残る全米オープンのグリーンに串刺し死体という、小島正樹あたりなら無数の死体とありとあらゆるトリックがぶち込まれそうなバカミス的な題材からは想像もつかないほど真っ当なストーリー展開で、ザ・本格なトリックもなく、ゴルフの魅力と人間ドラマを謳い上げる佳作。
あらすじから期待するものとはかけ離れた地味さで、多少の常識とゴルフの腕を身につけさせた御手洗潔みたいな探偵と、パワー系の石岡君が茶番劇のようなドタバタ騒ぎを起こすのはいささか古いし、トリックその他を例によって説明し過ぎな感もあるが、良くも悪くも堅実な物語である。
16.1.7
評価:★★★ 6
伝説的な名ゴルファーが金字塔を打ち立てた翌年、全米オープンの18番ホールでグリーン上のピンに貫かれた死体が発見される。
その姿はまるでコース脇にそびえる「神の木」に伝わる開拓時代の祟りの姿そのものだった。
~感想~
開拓時代の祟りの伝説が残る全米オープンのグリーンに串刺し死体という、小島正樹あたりなら無数の死体とありとあらゆるトリックがぶち込まれそうなバカミス的な題材からは想像もつかないほど真っ当なストーリー展開で、ザ・本格なトリックもなく、ゴルフの魅力と人間ドラマを謳い上げる佳作。
あらすじから期待するものとはかけ離れた地味さで、多少の常識とゴルフの腕を身につけさせた御手洗潔みたいな探偵と、パワー系の石岡君が茶番劇のようなドタバタ騒ぎを起こすのはいささか古いし、トリックその他を例によって説明し過ぎな感もあるが、良くも悪くも堅実な物語である。
16.1.7
評価:★★★ 6