~あらすじ~
彫刻家の杉原完三が死に、容疑は息子の鉄男にかけられる。鉄男は図書室で繰り返し読んでいた「オイディプス王の悲劇」のように、父を殺し母を汚す大罪を犯したのか?
~感想~
読みかけの笠井潔「オイディプス症候群」と同テーマのため、分厚い「オイディプス症候群」からの逃避がてら読んだが、連城長編にしては短い内容で一気に読めた。
内容としては正直言ってがっかりの、しかし本題ではないのでどうでもいいと言えばどうでもいい密室や真相よりも、ある一つのトリックが強烈過ぎて他の全てが目に入らなくなる。
ネタバレを避けてほのめかすと、驚異的な筆力で●●(変態ワード)を●●(別の変態ワード)に見せかけるという、匠の技だけど連城か白井智之しかしない発想で爆笑した。確かにそう読めるし超すごいけどこんなの他に誰が考えつくんだよwww
連城にしてはストレートな性描写や強烈なトリックが人を選ぶが、きっと忘れられない読書体験であった。
23.6.29
評価:★★★ 6
彫刻家の杉原完三が死に、容疑は息子の鉄男にかけられる。鉄男は図書室で繰り返し読んでいた「オイディプス王の悲劇」のように、父を殺し母を汚す大罪を犯したのか?
~感想~
読みかけの笠井潔「オイディプス症候群」と同テーマのため、分厚い「オイディプス症候群」からの逃避がてら読んだが、連城長編にしては短い内容で一気に読めた。
内容としては正直言ってがっかりの、しかし本題ではないのでどうでもいいと言えばどうでもいい密室や真相よりも、ある一つのトリックが強烈過ぎて他の全てが目に入らなくなる。
ネタバレを避けてほのめかすと、驚異的な筆力で●●(変態ワード)を●●(別の変態ワード)に見せかけるという、匠の技だけど連城か白井智之しかしない発想で爆笑した。確かにそう読めるし超すごいけどこんなの他に誰が考えつくんだよwww
連城にしてはストレートな性描写や強烈なトリックが人を選ぶが、きっと忘れられない読書体験であった。
23.6.29
評価:★★★ 6