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ミステリ感想-『狂犬の眼』柚月裕子

2024年01月13日 | ミステリ感想
~あらすじ~
平成2年、全面抗争から2年経ち、いまだその影響を引きずる広島。
田舎の駐在所に左遷された日岡のもとに、組長暗殺犯の国光が現れる。
「必ずあんたに手錠を嵌めてもらう」と約束して見逃すよう頼み、日岡は侠客とうたわれる国光が何をなそうとしているか見届けるため逮捕せず、そして次第に彼に惹かれていく。

2018年文春9位

~感想~
「孤狼の血」の続編。前作であんなことになり、年表で予告された通りの身の上になった日岡と侠客の交流が描かれ、もうあらすじだけで参ってしまう。絶対面白いじゃないか。
肝心の内容も期待通りに期待以上で、一息に読めてしまう。そのうえ結末ではあんなことになった挙げ句、次作の完結編は過去と未来の2段構成と聞いては俄然興味が湧く。近いうちに読む予定である。


23.1.13
評価:★★★☆ 7
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