東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

タクシーの禁煙

2005-07-20 17:14:33 | 社会・経済
最近急に禁煙タクシーが増えているようだ。今日は「運転手は
タバコを吸いません」というスティッカーを車内に貼ってある
タクシーに乗った。これは乗客は吸ってもいいが、運転手には
車内では吸わせない、という意味だろうか。運転手に聞いてみ
ようと思っているうちに目的地についてしまったので聞きそび
れた。

しかし、禁煙車でも灰皿はある。封印はしていない。車両その
ものが禁煙仕様になるのは次の段階のようだ。まったく、狭い
車内でタバコを吸われると後に残った臭気は耐え難いものだ。
飛行機や列車、あるいはレストランなどに比べて比較にならな
いほど一人当たりの占有面積が小さく、もっとも換気の難しい
タクシーの禁煙が一番後回しになるのも段取りが悪いものだ。

あきれたことに、禁煙車にするためには国土交通省の認可を車
両ごとに取る必要があるらしい。そして、表示などにもやかま
しい規則があるというから驚く。喫煙家から文句を言われるか
らだそうだ。タバコのみの人権は十全に守られているね。

運転手でも客待ちをしているときに吸っているのに違いないの
がいる。タバコの臭気があっても、客のせいか、運転手のせい
か、分からない。前に文句を言ったら運転席の灰皿の中身を引
き抜いて私は吸っていないと目の前に突きつけられたことがあ
る。

今日の「運転手はタバコを吸いません」というやり方も一歩改
善ではあろう。交通局の認可も必要ないし、スティッカーを作
ったり、屋根に載せるランプを作る費用も節約できる。

逆に最近増えてきたように感じる迷惑にニンニクの臭いがある。
昔は運転手がニンニクの臭いをさせていることなど絶無であっ
たが、最近は車のドアを開けたとたんに猛烈なニンニク臭いに
襲われることがある。もっとも、これも前の客の名残の場合も
ある。最近はタクシーの客にもニンニク常用国の連中が多いか
らね。また、彼らは数人でタクシーに乗り込むことが多いらし
いから全員の口臭だとすれば、車に染み付くくらい強烈なのか
もしれない。もっとも、アリナミンの注射をしてもああいう口
臭はするが、まさか、最近アリナミンがはやっているわけでも
あるまい。

こういう場は一応、運転手の名札が三文字かどうかを見ること
にしている。もっとも、山田太郎なんて書いてあっても日本語
がよく分からない運転手も時にいる。一度運転手が自分から国
籍は中国ですといったことがある。よくやってるねといったら、
試験に受かれば出来るんですよ、といった。語学とか、国籍は
関係ないらしい。この試験というのは交通局のやるものなのか、
個々のタクシー会社がやるものなのだろうか。一度聞いてみた
いと思っている。

運転手と雑談をした時の話では中国、韓国人の運転手がいるの
は本当らしい。特定の会社のようだが。一度、深夜に通行人の
まったく途絶えた都心のオフィス街で近くの駅まで乗ったタク
シーがそういう人だった。

道をよく知らないらしく見当違いの方向に行くので下ろしてく
れといったがタクシーをとめない。日本語がよく分からないの
か、あるいは道に不案内なことに責任を感じているのか、ある
いはメーターを稼ごうとしているのか、返事をしないでぐるぐ
る回られた。女性の客だったら恐怖心を感じるのではなかろう
か。また、なにか指示をすると返事の変わりに舌打ちをする運
転手がいる。あちらでは普通のことなのだろうか。日本ではサ
ービス上考えられないことである。北側君にはしっかりとして
もらわないと困る。