東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

野口英昭さん『自殺にいたる絶望』

2006-02-03 09:09:33 | インポート

ライブドアの関係者野口氏の死亡を自殺とした当初の那覇警察の対応はおかしい。しかしマスコミを含めて自殺と見る意見もあるようだ。そこでパラサイト・ジャーナリストとしてのオイラの出番だ。

『自殺にいたる絶望』というのはある。野口氏は強制捜査対策で闇の金主(特に海外、東アジア)と話を付けるために偽名で沖縄に行った可能性はある。最初から自殺するつもりなら偽名を使うこともあるまい。第一沖縄まで行くこともない。

緊急の金策のために誰かと密かに会う約束があったのかもしれない。ところが相手にすげなくされて、あるいは引導を渡されて万策尽きて自殺したというアト(後)講釈は一応ある。

しかし、報道によると那覇空港についてからすぐカプセル・ホテルに入り、30分後には近所の薬局に行って、すぐ帰ってきたというから、じっくりと人とあうという可能性は限られる。まず、沖縄空港で落ち合う約束が相手が来なかったとか。あるいは携帯で誰かと話しているとか。報道では携帯電話、あるいはホテルの電話(カプセルホテルの部屋に電話があるかどうか知らないが)の交信記録が触れられていない。警察も秘匿するだろうが、報道はいずれにせよ、電話の交信記録のあるなしを報道すべきだろう。

カミ(上)に述べたことは、素人探偵として自殺した場合の動機というか、死にいたる経緯を推理したものだが、勿論他殺の可能性もある。報道がらみでいうと、この部屋が本当に密室を構成しているのか、検証してもらいたい。ドアのほかに外部との連絡口は本当になかったのか。あれはユーティリティというのかサービス口というのか浴室などには天井裏の配管などを点検する蓋がある。今日の6チャンネルを見るとベッドの下にそうとう高い収納スペースのようなものがある。あれは部屋の中からは入れないようになっているのか、みのもんた君には説明して欲しかった。カプセル・ホテルという模型のような構造を考えるとベッドの下のカバーはそっくりと外せるような気がする。

部屋の番号は公表されていないというが、これはホテルの営業上の顧慮から当然かもしれない。しかし、マスコミは独自に探るべきだろう。それこそ、設計図のありかを建設会社とか、ホテルとか、市役所の建築審査担当課などに当たるべきだろう。そのようなことをした形跡はない。耐震偽装ではあれだけ張り切ったのにうかつなことである。カプセルホテルだから、それこそ、総合設計みたいなコンサルタントが画一部品の大量納入をしている可能性もあるから部品メーカーもあたる必要がある。

もっとも、他殺としたら手際のよさはプロである。それもヤクザではなかろう。プロ中のプロ、すなわち軍歴を持つ工作員であろう。