八戸市周辺で23万人が二日近く断水に悩んでいるというニュース。冗談じゃないよ。
7市町が影響を受けているというが、あの辺は町中にはマンションも少ないだろうし、市町といっても町村合併で村はみんな町になってしまったから、農村地帯も多いだろう。それでこの被害だ。田舎でも、もう井戸は使わなくなっているのだろうか。
これが東京などの大都市で起こったら大変だ。井戸なんかまったくないわけだし、高層マンションだらけだから断水したら「テーヘン」なことになる。
しかもこれが日照りとかダムの貯水量がだんだん減ってきたとか言うのではなくて、取水装置が漏水したという。まったくの人災である。
梅雨の降水量が少なくて夏場の給水制限という話は毎年各地である。四国のどこやらはぼぼ毎年らしいし、関東や関西の大都市圏でも何年に一度かはある。こういう自然現象による水不足は相当前びろに予測できるし、節水や段階的な取水制限でショックをアブソーブできるが、今回の八戸のような装置の故障でいきなり来るのはどうしようもない。
八戸市では復旧は明日の夜になると言っているが足かけ三日だ。それで原因は「地方財政の破たんで水道設備のメンテナンスが出来ないため」なんて言い訳するんじゃないだろうな。