東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

生命維持装置を外せ

2009-06-23 07:53:38 | 社会・経済

日本航空への生命維持装置をいい加減に外せというのだ。これは自民党細田幹事長や麻生太郎に申しておる。

閑話休題、国土交通省や財務省に言えってka。そうじゃないんだ。細田君に厳命する。日本郵政の西川社長人事で政府は介入すべきでないといったのは細田、麻生の両君だろう。

最近日本航空への資金援助があちこちで報道される(たとえば6月20日の産経新聞)。今回は一千億円だそうだが、民間銀行や政府系の日本政策投資銀行が行う融資に対して政府保証を付けるということだが。

これらの銀行が行う資金供給は株式への出資ではなくて、融資だろう。しかも万が一の時の債務保証である。日航が債務を返還すれば政府が一銭も金を出すこともないものである。

それにもかかわらず、日航の経営方針策定時から政府が干渉すると明言している。国土交通省が経営の監督、指導を強化すると言っている。

かたや、日本郵政の場合は株式出資であり、しかも100パーセント株式である。それにもかかわらず、小泉一派の要求に屈して、「民間の経営に介入すべきでない」といっている。

この恥知らずな二枚舌に猛省をうながす。銀行の融資に政府保証を付けることを理由に実質大幅な経営介入をするなら、日本郵政の社長人事(株主総会マター)には有無をいわさず、無慈悲冷酷に介入せよ。

佐藤新総務大臣、君にはプライドがないのか。日航のように完全民営化してから何十年もたつ企業に対する国土交通省の強大な監督指導権限に比べて、準犯罪人(犯罪人とは言わないまでも反社会的存在であることは間違いない)西川善文にメンツをつぶされてだまっているのか。君の下で働く総務省の役人もあわれである。