東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

天罰擁護論

2011-04-10 13:02:05 | 社会・経済

とりあえずタイトルのみ。内容は宿題にしておこうか。

問題『東日本大地震は天罰である』というタイトルで小論文を書け。

さて、永井荷風は大正年間の関東大震災のときに「天罰」とその日記に記した。被災者に対してではない、日本に対してだ。被災者に対していい気味だと言う人間がいるわけがないだろう。昔も今も。なにか揚げ足をとるやつがいるらしい。

永井荷風は軽薄な日本の近代化、西欧化を嫌悪する気持から思わずこの言葉が出たらしい。

& なにが天罰か、ということをはっきりとさせないといけない。震災は天罰ではない。震災後の対策の拙劣さによる人災がいま問題になっているが、これは国民に下った天罰といってもよい。

政府にしろ、東電にしろ、許されるかどうかは別の議論になるが、想定外の事態で100パーセント免責になることはありえないが、その想定の内容によっては、その想定を決める過程が『妥当』(難しい言葉だが、使えるだろう)なら、ある程度のエクスキューズを認めないとシャイロックになってしまう。

しかし、震災後の対策はまったく当事者の識見能力責任感に左右されるわけで、もし間違った対策をとっていたら(正しい事後策を取らなかったら)、当事者(政府、東電)はすべての責任を取らなければならない。腹を切る(字義通り)くらいではすまない責任である。

国民に対する天罰であるという謂いは、もし政府の無能、責任のがれで人災がひどくなったのなら、そういう政権を選んだ国民全体に下った天罰といって差し支えない。

私は民主党を選んだ国民の民度は相当低いと前から思っているから、ある程度天罰説にも理解が出来るのである。

つづく、ゆっくりやります。


超老人であふれる投票所

2011-04-10 12:33:17 | 社会・経済

知事選の投票に行ってきた。来ているのは老人ばかりだ。中には腰を90度に曲げて買い物カートを支えにして亀行しているおばあさんも複数いた。おどろいたね。

投票所の入り口に壮年の男性数人が見張りのように立っている。投票に来た人たちと挨拶している。自分たちも投票に来たのかと思ったらそうではないらしい。帰る時にも同じところに立っている。

おそらく、特定の団体、政党の活動家だろう。動員をかけた老人たちの監視をしているようだ。こういう票がどれだけ影響するかだな。投票率が午後になっても上がらなければ、こういう政党の動員作戦が効果を示すだろう。

余談だが、おいらにも声をかけてくるかな、と思ったが顔をそむけられた。すこししょいすぎていたな。

投票用紙に引きかえるデスクにいた係りもオイラのほうを胡散うくさそうに見上げた。この人物も地方自治体内の特定政党シンパ臭かった。

いつも感じるが投票所の雰囲気は暗いね。もっと明るく、明朗な対応に改善する必要がある。とくに、期日前投票所はスペースも狭いせいか、刑務所の面通しみたいな嫌な感じだ。

雰囲気を改善すれば投票率もあがるよ。