東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

消費税以外のオプション

2012-03-08 08:59:54 | 社会・経済

どうも素人から見るとまともな議論がすくない。消費税を上げるというが目的がはっきりしない。

将来の年金資金を確保するためということになっているようだが、違うのかな。年金収支の帳尻を合わせたいなら、年金額の大幅カットと言う手もある。これは議論するのがタブーなのかね。おかしなことだ。重大な問題だよ、タブーを設けてはいけない。消費税値上げも年金カットも国民の痛みでは同じだ。

確定的に予測できる数字は支出カットしかない。消費税を上げて得る収入は「皮算用」にすぎない。それに生活必需品に特例を設けるなら、消費税率の値上げは今議論している幅の何倍も上げなければならない。

年金の支給額をなるだけ減らさないで、消費税を上げると言うなら国民にとって痛みはまったく減らない。同じで優劣はない。徒労である。

それに健康保険の問題もあるだろう。あれもべらぼうな赤字で年々増えているわけだろう。あれも消費税値上げでまかなうのかね。健康保険をアメリカ並みに切り下げる手もある。これもタブーらしいね。

赤字国債の内訳は年金と健康保険だけみたいな議論の仕方だ。そうじゃないだろう。いうまでもないが之は素人の議論だよ。素人を説得できなくて国民が納得させられるのか。

要は赤字国債を減らして財政を健全化するということだろう。それなら、関係する大きな問題を一緒にテーブルに出して比較することだね。政府もいけないが、マスコミがこの努力をしなくて、消費税問題の報道をしていると言えるのか。