携帯電話会社、クレジットカード会社、パソコン・メーカーその他近頃は大抵のところはフリーダイヤルでサポートしている。あるいはサポートの電話番号を案内している。
会社はサービスのつもりでしているのだろうが、大抵の場合電話すると不愉快になる。あれは電話する人間をすべて悪質なクレーマーの可能性があるとみて、防御網を張っているつもりなのだろうが実に不愉快である。大体サービスは会社によって違うが応答のスタイルは同じだから、たちの悪い弁護士の知恵を借りてスタンダードな対応をとっているのだろう。
それについて書けば色々あるが、今日は「声」についてである。まず用件によって客を振り分けようとメニューを選択させる。この声が人間の声とは思えない。あるいはシナ人のアルバイトかなと思われる。これまで人工合成音声と思っていた。客と問答せず一方的に指示するから決まりきった言葉になる。人口音声でもなんとか通じるが、あれを聞くのは実に不愉快である。
たいして長いメッセージでもないのに、なぜ奇麗な肉声で録音して折目正しく案内出来ないのか。昔はうぐいすのような声という表現があって、心地よく分かりやすく案内した物だ。どんな会社にもそういう女性がいた。もっとも今日ではテレビのアナウンサーでもまともな日本語がしゃべれないから、清く正しく美しく日本語をしゃべれる女は払底しているやも知れぬ。
ところがいよいよ電話が担当者につながっても、おかしな話し方をする女が出てくることが多い。チャイニーズかと思う。コンビニだけでなく、一般企業までが日本人の女が不足して来たか。
一問一答になるから合成音声ではないだろう。客の質問内容を判断して回答できるほど人工知能が安く手に入るとも思えない。これは会社によりサービス内容が違うから企業スタンダードも作れない。しかも奇妙なのは、どの会社、どの係も声の質が同じに聞こえる。
ふと気が付いたのだが、あれは肉声を全部ボイス・チェンジャーにかけて変えているのではないか。そうするとあの現象は説明出来る。問題はなぜそんなことをするか、だろう。おそらく「悪質なクレイマー」に担当者を特定させないためだろう。そうすると最初に名乗る名前も源氏名(仮名)を使っている可能性がある。
最初にさもマナーにかなった対応の様に名前を名乗るがこれがハッキリと分かる場合はゼロである。これも源氏名、仮名を使う後ろめたさがそこだけ声を小さくさせるのだろう。いやな世の中になった。あんなのは『サービス』じゃないよ。逆効果だ。せめて自分の名前を名乗る時だけでもはっきりと落ち着いてしゃべりなさい。
豊洲問題や南シナ海問題に比べれば些細なことだが、社会のゆがみを本質的な所で露呈している問題だから書いてみたわけです。